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機能とデザインが融合したAMG C63のカーボンインテークシステム

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  • グループM、ラムエアシステム、カーボンインテーク

価値ある空気を得るためにデザイン。
機能性を重視した「グループM」の発想

より大きなパワーを絞り出すため、エンジンは冷たくて密度の濃い空気を欲しがっている。それを実現させるために、効率を徹底的に追求して理想のフォルムを生み出す「グループM」のインテークシステムを探る。

機能美プラスアルファの仕上がりに惹きつけられる

高密度多層湿式である「K&N」製フィルターを使って、さらなる吸気効率の向上を図るシステムを構築するのが「グループM」の使命。
ノーマルのインテークレイアウトの素性の良さを活用しつつ、さらなる吸気抵抗の低減のために細部を綿密にモディファイ。こうして開発された『ラムエアシステム』は、インテークのスペシャリストであるグループMのプロダクツの頂点に君臨して、実力の高さを証明している。

ラムエアシステムとノーマルのダクト部分を比較してみる。吸気の機能を考えればノーマルの範囲で問題ないが、エンジンンルーム全体にバランスよくマッチさせるために広範囲に渡ってカーボンで造形。

そして、純正の形状や仕組みを検証して製作していくのも「グループM」ならではの特徴だ。メーカーの思考を理解することで、より良いモノ作りのヒントが生まれる。
そんなラムエアシステムの最新作がメルセデスAMG C63(S)用。余裕のないエンジンスペースなのでエアボックス本体のサイズアップは期待できない。その分、ボックスに導く空気の通路に工夫を凝らすことで、ノーマルに対して1.5倍以上の空気の取り入れを実現させた。
ハイクオリティのカーボン素材を使ったシステムは限られたスペースの中で、いかに効率よくフレッシュエアをエンジンに供給するかを考え抜いたデザイン。できるだけ緩やかな曲線を主体としたフォルムで、スムーズに空気が通過できるように設計してある。

純正ではブラケットがむき出しな部分もカーボンで覆い、質感アップを実現。中央のダクト部分は吸気用でなく、タービンの冷却用と思われる開口部になっている。

さらにラム圧による流速の向上や、チャンバー効果を狙ってロスのない空気の移動も考慮した、抜かりのないカタチに。C63S用の注目すべきポイントは、インテークには関係のない部分もカーボンをあしらってデザインしていることだ。
ノーマルのエンジンルームはアルミブラケットがむき出しになっていて寂しさが否めない。そこでインテーク部に合わせて、その周辺もカーボンでコーディネイト。システムの一部として違和感なくデザインされているので、エンジンルームのアクセントとしては想像以上のインパクトを醸し出す。

CLOSEタービンの冷却用と思われる純正の開口部。実は効果の検証が終わっていないので断言できない状態だ。現在、最終テストでその辺りを入念にチェック。その開口部にはフラップが設けられている。

ラムエアシステムにもノーマルと同じようにフラップをセット。さらに風導板をできる限り延長して空気を無駄なく取り入れる。

OPEN

フラップは走行風の圧力で開閉する 。

フラップはノーマルのプラスチック製に対してアルミで製作している。支点や重さはノーマルと同じだ。

□適合:AMG C63S、AMS C63
□価格:¥348,000+税

 

HEATSHIELD PRODUCTS Lava Shield/COBRA CLOTHグループMが展開を予定しているヒートプロダクツ社の耐熱カーボンシートは650度から1000度ぐらいの高温に耐えられる。見た目だけでなく、熱を遮断して温度の上昇を抑えることができる優れもの。

EXHAUST SYSTEM(C63 AMG用)

C63Sのパフォーマンスエキゾーストシステムに対応した輸出用キットは¥700,000+税。チタン製でメインパイプが純正の65φから70φへサイズアップ。センター部は純正の10.2㎏から4.9㎏に、リア部は14.4㎏から5.9㎏へとそれぞれ大幅な軽量化を実現。純正モータに対応するバルブも開発した。リアのみの販売もOK。

 

グループ・エム TEL-048-450-2911
http://www.gruppem.co.jp

 

(リポート:オートファッションimp編集部)

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