ニッポンのトラッカー達が
タイのアートトラックを堪能する
2017年の12月23日、タイ中部のラヨーン県で日本とタイのアートトラッカーのコラボイベントが開催された。「日本のデコトラ雑誌『トラックスピリッツ』が取材に来る」との情報を聞きつけ、当日会場に集まったタイのデコトラは200台オーバー!!
夕方から始まったイベントは日没と同時にナイトシーンに突入。光とサウンドの大盛り上がりの宴となった。
「日本のデコトラ雑誌がやってくる」
そのひと言でタイ最大のイベントが開催!!
2017年5月に行われたトラック魂プロデュースの「タイのトラック視察ツアー」。このツアーの2日目に本誌はタイ中部レムチャバン港近くでミニイベントを開催。ここに集まった現地の大勢のトラッカーと、現地での日・タイ合同のビッグイベントの開催を誓い合った。
折しもタイは’16年10月の前国王ラーマ9世の崩御にともなう喪中で、年内のアートイベント開催はないと思われていた。ところが喪が明けた12月、タイ中部ラヨーン県でイベントを行いたいとトラック魂編集部に打診があり、晴れてタイ最大のデコトライベントの開催と相成った。
しかも「日本からデコトラ専門誌が取材にやってくる!!」という情報がタイ国内を駆け巡り、200台を超えるトラックが集まることに。ちなみラヨーンでは’16年初夏に今回の会場とは別の場所でイベントを開催(トラック魂41号で紹介)。およそ100台のトラックが集まった。今回は「日本の雑誌が来る」の情報で倍あるいはそれ以上(!)のエントリー。その模様を完全リポートしよう。
会場には本誌ツアーでお馴染みラチャブリーの「NGUANHENG CHROMIUM」もブースを出展していた。
本部テントも大盛況。オフィシャルTシャツやステッカーのほか、飲み物なども販売していたのだ。
いすゞの現地法人もブースを出展。フォワードとダブルキャブのピックアップD-MAXを展示。
フェンダーのメーカーも出展。カラフルな樹脂製リアフェンダーは日本でもウケそうなパーツがずらり揃っていた。
タイのタイヤメーカー「MRF」は各種ラインナップを展示。キャンギャルも登場。
日本のデコトラはタイでも大人気!!
トラック魂特設ブースを開設。ステッカーやグッズ類がまたたく間になくなった。また、本誌VOL.46付録の一番星号DVDをプロジェクター上映し、参加者の注目を集めた。
タイのデコトラは電飾だけでなくサウンドでも存在感をアピールする。このイベントでは本部側がサウンドソースを用意し、それらを各車のアンプに接続。同じ音楽で一体感を持たせていた。
タイのデコトラチャンプ、ス・フォットさんのトラクタも異彩を放つ。このライトアップされたこの輝きは日本ではあまりお目にかかれないものだ。
イベントの抽選会では一行が日本で製作してきたアンドン板を提供。「トラック魂」のアンドン板は3人のトラッカーにプレゼントされた。
また、広々とした会場には巨大な屋台村も設けられ、タイ独特のフードや飲み物、フルーツ、おもちゃ、アクセサリーなどの商品が販売されていた。屋台の前にはテーブルが並び、食事もその場で楽しむことができ、エア遊具なども設置され、子供たちは夜遅くになっても夢中になって遊んでいた。