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アルファードよりも高額な「840万円のミニバン」にはどんな価値があるの?

ワクワク要素が加わった高級ミニバンの登場、
特別装備満載の「Vクラス」はどんなモデル?

今年はメルセデスベンツの「Vクラス」が妙に気になる。年初の東京オートサロンでは参考展示としてショーファー仕様の『V220dスポーツロング』が注目されたが、2月にはポップアップルーフを装備した”V220 d Marco Polo HORAIZON(V220d マルコポーロ ホライゾン)を追加発売し、コチラも話題となっている。

導入モデルは、ドイツ本国では3グレードある”マルコポーロ”シリーズのトップレンジ『ホライゾン』。
ベースは余裕のキャビン空間と快適性で人気のV220d スポーツロングと思われ、これに大人2名が余裕で就寝できるポップアップルーフを装備。フロアにはクッション性に優れたベッドが備わり、両サイドには大型の超微細メッシュ窓を擁して、ゆったりと外側の景色を眺めることができる(外側からのプライバシーはしっかり守られる)。
また、3列目シートにはフルフラット機能を採用し、広々としたスペースを確保。就寝時には大人3名までが利用可能で、ポップアップルーフと合わせると5名が横になって寝ることができるなど、車中泊も万全だ。そして、2列目シート下にアンダーシートボックスを用意するなど、車内に積んだ荷物の整理収納も申し分ない。
さらに運転席と助手席には最大230度まで回転する後席対面式シート。キャンプ場などで雨に降られても車内で全員がくつろぐことが可能だ。

『マルコポーロ ホライゾン』の気になる車両価格は840万円。
車中泊仕様にすれば数百万円が加わることを考えれば、メルセデスのキャンパー仕様は敷居が高いというより、むしろお買い得かもしれない。ちなみに国産最上級ミニバン「トヨタ・アルファード&ヴェルファイア」の2列目豪華バージョン”エグゼクティブラウンジ”は718万円〜。かたやビジネスシーン、かたやアウトドアと、そもそもターゲット層が異なるので比較するのは違うかもしれないが、Vクラスの空間にはワクワクする仕掛けが広がる。

 

なお、冒頭の『V220dスポーツロング』は、メモリー付き電動パワーシートと専用オットマン装備のキャプテンシートを採用したリムジン仕様。東京オートサロンでの展示車両には、シートバックタイプのリアエンターテインメントシステムを装備し、コンソールボックスにはメルセデスの究極のプレミアムを提供するシャンパングラスによる演出で華を添えた。
コチラは正式なリリースは発表されていないが、市場投入を視野に入れての展示という話だった。

 

(レポート:only Mercedes編集部)

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