樹脂製フェンダーもワイド化できるの?
最近のクルマで増えているのが樹脂製のフロントフェンダー。例えば、ダイハツはLA600Sタントカスタムをはじめ、軽自動車でも見かけるようになりました。樹脂となれば、素材の都合上叩き出しや鉄板溶接というわけにはいかない。イチから作るならFRPで成型するか、手軽な市販のビス留めフェンダーを取り付けるか、という感じになるでしょうね。
足回りも見直す必要が出てくる?
車高調の場合は、場合によってはセッティングが必要。車高を自由に上げ下げできるエアサスならば走行時の干渉を防げますが、車高調で低いまま走るとタイヤがフェンダーのミミやインナーに干渉するリスクが高くなります。そのため、アーム類の交換や独立アクスルなどに変更し、ストローク時にかわすことが必要になってくることがありますね。
特にリムとタイヤの間にフェンダーを落としたいという軽自動車乗りのアウトリップ派には、独立式のアクスルが人気を集めている。インナーの加工も必須項目。
街乗りで注意しておきたい点は?
フェンダーを出すと、当然ながら車幅はアップする。特に軽自動車ではボディサイズの規格を超える可能性が高いので車検は難しいし、警察の目も気になりますね。よって、堂々と街乗りするならば”構造変更”をしましょう。
結果的に「普通車登録」になって税制面でデメリットがありますが、思ったよりも簡単に手続きできますし、なによりも安心して乗れますよ。
ワイドボディ化した軽自動車を構造変更し、普通車登録→白ナンバーになった例。今はラグビー&オリンピックの記念ナンバーが増えているので分かりにくいが、リアの「封印」が普通車の証。
取材協力:オートガレージスタイルS
長野県佐久市塩名田1058-2 TEL0267-78-3277
http://www.autogaragestyle-s.com
(レポート:K-STYLE編集部)