車高調の生足で超低空ボディ「レクサスGS」VS
ワイドボディ加工の妙技「トヨタ・クラウン」
一切エアサスを使わず限りなく低空車高を実現させた19型「レクサスGS」、一方はオリジナルのオーバーフェンダーで見事なワイドルックを作り上げた18型「トヨタクラウン」。両者の技をクローズアップだ。
終点がない極低街道の旅
エアサスではなく車高調で、ここまで低く攻めたGS450hはなかなかいない。しかし、まだまだ物足りないと感じているオーナー。「極低」への飽くなき挑戦は、現在進行形だ。
前仕様でも、ギリギリのローフォルムを目指して頑張り、ついにはエアロが地面に着地してしまった。そうなると、普段乗りがかなり厳しくなるし、クルマ熱も冷めてしまう。
そこでストレスなく走れるように、外装のフルリメイクを実施した。
「エアロが着地して走れないので、まずは短縮することから始めました」。
フロントはJOBのファントム、サイドはパルファム、そしてリアはJOBとブレーンの51型日産フーガ用X10をニコイチ。丈を詰めて純正バンパーよりも小振りにし、フロントはオリジナリティのある加工でも魅せる。これで走りやすくなったが、
「エアロを詰めたことで、もっと車高を下げたくなっちゃいました(笑)」。
というわけで、足まわりも煮詰め直す。「326パワー」の車高調は、ストロークを抑える狙いでバネレートは驚異の100キロスペックをチョイス。この低さでも乗り心地は上々だとか。アーム類もひと通り手を加え、エンジンやマフラー上げ、燃料タンクの移設など腹下対策もバッチリ。
「上げられるモノはすべて上げましたが、その分さらに下げたので意味がない(笑)。でもタンクを移設したことで、安心感は高くなりました」。
そしてホイールは、ニゾローのドットコードに変更。装着したばかりのブレンボブレーキとの相性もバッチリ。これで足元も完璧かと思いきや、まだまだ納得が行かない様子。
「短縮したエアロが、また着地するくらい落としたい(笑)。理想の低さになったところで、まだ手つかずのフェンダー加工に挑戦したいです」。
19型レクサスGS
□フロント:JOBデザイン加工
□サイド:モードパルファム加工
□リア:JOBデザイン+ブレーンニコイチ
□ウイング:純正
□フェンダー:純正
□ボディカラー:オリジナルミドリ
□ホイール:ドットcode
□ホイールサイズ:18inch(F)10J(R)11J
□足まわり:326パワー100kスペックOTHER SPEC
●フォグランプ:30プリウス用 ●タイヤ:ナンカン●アーム:(F)ナギサオートアッパーアーム短縮、Tディメンドロアアーム・タイロッド、ナックル短縮(R)ナギサオートアッパーアーム短縮、ナギサオートトー・テンション・ロアアーム ●キャンバー角:(F)13度(R)14度 ●ブレーキ:ブレンボ(F・R)6pot/355φ ●マフラー:セッショントレゾア、中間ストレート●外装その他:エンジン上げ、燃料タンク移設