ランボルギーニのボディを研ぎ澄ます
ジャパン発信の極上レシピ
「ロェン」の世界観を欧州車に注入するワールドプレミアムシリーズ。ただでさえ刺激的なランボルギーニのボディはスパイスの効いた極上のレシピを纏って一層の輝きを放っている。そのランボルギーニカスタムの世界をのぞいてみる。
過激さを増した後期用に見合ったプログラム Lamborghini Aventador S
Lamborghini Huracan
華麗なエアロキットとスポーティなエキゾーストシステムをリリースする、日本ブランド「ROWEN(ロェン)」。輸入車に関してもワールドプレミアムシリーズを掲げ、日本を代表するエアロメーカーとしてグローバルなワールドマーケットに踏み出している。
ロェンすべてのエアロキットは樋江井代表のラフスケッチがデザインベース。ここから原寸大のクレイモデルを製作してイメージ通りのフォルムになっているか細部をチェックした後に製品化されているのだ。ワールドプレミアムシリーズはアウディやBMWなどのオーソドックスなモデルに止まらず、ランボルギーニやフェラーリといったスーパースポーツにも及んでいる。
ボディキット=エアロパーツ本来の役割はボディに沿って流れる走行風を整流して空力特性を高めることだが、ストリートにおいてはドレスアップパーツとして定着している。市販されているほとんどのクルマは、レーシングカーを意識したスポイラー類を加えてデコレイトしてやれば、スポーティな雰囲気を引き出すことが可能。
光沢のあるゴールドにブラックを絡めたサビーニSV76SL。ランボにマッチするハイソなカラーコーデがおしゃれだ。
後期アヴェンタドールのフロントには小さなリップスポイラーが採用されている。左右分割式のFレーシングスポイラーを加えてさり気なくフェイスを引き締めている。
マフラーカッターは純正だが、触媒レスのマフラーがスリリングなサウンドを奏でる。ディフューザーは空力特性を考慮してボトム周りまで延長し、トランクスポイラーは前期用と共通。ここにリアウイングを加えてアグレッシブなスタイルを描き出している。
しかし、ランボルギーニは世界中のカーマニアが憧れる洗練されたフォルム。ヘタに手を加えるとドレスダウンになってしまう。
「一般的な市販車のエアロパーツは立体感を強調した派手なデザインを採用していますが、ランボルギーニなどのスーパーカーはベースデザインがいいので、それを崩したくない。したがってコレって純正? って思うほど控え目なデザインを採用しています」というのは樋江井代表。
とはいってもフロントのスポイラーやリアのディフューザーには満足感の得られるアグレッシブなデザインを採用してロェンらしさは存分に生かされている。
そしてこの2台に加わっているのがプレミアムマフラー。リアバンパーに配置されているマフラー出口(マフラーカッター)はそのまま生かしているので視角的な効果はない。
しかし、触媒レスのストレートパイプを採用してNAエンジンならではのスポーティでカン高いサウンドを奏でている。火柱を伴って加速していく暴力的なリアビューはまさにスーパーカーならではの風景。
ロェンでは今年もワールドプレミアムシリーズを積極的にリリースしていく予定。現在、開発が進んでいるのはアウディA5スポーツバック。ランボルギーニに関してはスーパーSUVのウルスが予定に入っている。
フロントの大きなダクトに縦型フィンが加わるフロントレーシングスポイラーは、後から発売されたハイパフォーマンスモデル「ペルフォルマンテ」を彷彿させるシャープなデザインを採用する。
純正サイドステップデザインを崩すことなくサイド面のボリュームアップを図るのがロェン流。純正ボディカラーに合わせて特注ペイントしたサビーニSV67XC 10.11.アヴェンタドール同様、マフラーカッターは純正。リアレーシングディフューザーはロェンテイストを踏襲したやや派手めのデザインを採用する 。リア周りをレーシーにデコレイトするコンパクトなトランクスポイラーも刺激的だ。
ROWEN Lamborghini Aventador S
EXTERIOR
フロントレーシングスポイラー
フロントカナード
リアレーシングディフューザー
トランクスポイラー+リアウイング
EXHAUSTプレミアムマフラー01SマフラーROWEN Lamborghini Huracan
EXTERIOR
フロントレーシングスポイラー
サイドステップ
リアレーシングディフューザー
トランクスポイラー
EXHAUST
プレミアム01TRマフラー
E・Rコーポレーション TEL-0565-52-8555
http://www.rowen.co.jp
(リポート:オートファッションインプ編集部)