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BMWを知り尽くした「3Dデザイン」が作り上げるツーリングワゴンの世界

CFRPの名手が提案するペイントエアロメイク

ブランドのアイコンともいえるカーボンを封印し、GFRPでG31用エアロを発表した3Dデザイン。ペイントで魅せるブランド初の試みに挑戦した3Dデザイン。新型5シリーズの新たな価値観を創造するスタイリングに注目してみよう。

 

【3D Design BMW530i Touring G31】

3Dデザインの進化と成長の表れなら、ここで紹介するG31 530iツーリングは新たな提案と位置づけるべきだろうか。3Dデザインらしからぬ空気感を漂わせている。もちろん、それは“いい意味で”だ。
例えばリアディフューザー。G30/31用のリアディフューザーは、カーボンとRTM製法のGFRPから選べるタイプ1と、純正交換タイプのシンプルなタイプ2を用意している。デモカーはGFRPのタイプ1を装着しているわけだが、ボディと同色のペイントを施しているのだ。

これは3Dデザイン初の試み。従来もフロントリップスポイラーではウレタン製を用意していたが、ボディ同色ペイントを前提にしたリアディフューザーやサイドスカートをラインアップすることはなかった。
なぜこの手法を選んだのかというと、G系が持つ重厚感には色での遊びも有効と判断したから。バンパーサイドまでフィンが伸びるタイプ1は、ペイントして際立たせると、よりG系のボリューミーなリアスタイルが引き立つと考えたのだ。これはセダンのG30でも採用しており、この3Dデザインの新たな演出方法に乗っかるユーザーが続出。「ツーリングにも」と寄せられた要望に応えるかたちで、G31のアイテム群にも追加されたのだ。

インテリアでも、3Dデザインの新たな提案といえそうなモディファイが見られる。インテリアにおいては純正の良さを生かした控えめなモディファイが多かった3Dデザインだが、G31ではアルカンターラで張り替えを施し、スポーティなコンプリート感を演出。ラグジュアリー路線に寄ったG31のインテリアに、ライトな要素を加えている。3Dデザインのエアロにマッチするように、レーシーで上質なアルカンターラを採用したというわけだ。

ここまで見ただけでも十分に完成度の高い3DデザインのG31だが、専用の車高調は開発予定で現車は暫定的に下げただけとのこと。マフラーも開発中でセダン用との共用化を確認中と、未完成な部分も多い。綿密にプランを立て、納得のできる域に達するまでトライアンドエラーを繰り返す、3Dデザインの開発に向き合う姿勢が垣間見えてくる。
現状はまだ新たな提案段階にあるG31 530iツーリング、今後の展開が実に楽しみである。

装着したタイプ3フォージドは、近日発売を予定している新色のブラッシュド。サイズはボリューミーなリアフェンダーにマッチする8.5:10×20。

SPEC
エクステリア
3Dデザイン
フロントリップスポイラー
サイドスカート
リアディフューザー(Type1)
ルーフスポイラー
インテリア
3Dデザイン
スポーツペダルキット
フロアマット
オリジナルトリム(アルカン)
パドルシフター(開発中)
ホイール&タイヤ
3Dデザイン タイプ3フォージド(8.5J:10J×20インチ)ブラッシュド
アドバンスポーツV105(245/35:275/30)
機能系
3Dデザイン
足回り:車高調キット/20段減衰力調整式(開発中)
マフラー:エキゾーストシステム
コンピューター:ブースターチップ(開発中)

 

スリーディーデザイン TEL-045-595-3330
http://www.3ddesign.jp

 

(リポート:オートファションインプ編集部)

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