ディープリム&コンケーブが生むハイインパクト
鍛え抜かれたスポークがタフな走りを支える
RSの鍛造モデルである『RS-DF』がさらに磨き込まれて進化した。機能を突き詰めてディテールを研ぎ澄ました最新バージョンは、ストイックに仕立てられたスポーツカーにこそ相応しい。
今回のサンプルは、BMW M2。スパルタンな走りとバランスのいいスタイリングを作り出すヨコハマホイールに注目したい。
【YOKOHAMA RS-DF Progressive】
ストイックなまでの作り込みで高い評価を得ているスポーツホイール、アドバンレーシング。WTCCを始めとするモータースポーツのプロファイルを惜しみなく投入することで、サーキットでも攻めた走りを確実にサポートするタフなホイールが揃っている。
なかでも『アドバンレーシング RS-DF』は、RSシリーズ初となる金型鍛造の1ピースモデルであり、ブランド最強モデルであるGTに比肩するハイスペックがポイント。その造形はすべて走りのために描かれたものであり、当然ながら余計な肉は微塵もない。
履かせたモデルは、RS-DFの進化版『RS-DFプログレッシブ』。RSシリーズの顔である細身の10本スポークというレイアウトはそのままに、スポークの両面を継ぎ目なくえぐり加工を施したり、フロントリムを深く設定したり、タイヤのズレを防止するローレット加工を標準とするなど、走りの機能をさらに突き詰めた非常にソリッドな仕様になっている。
また5種類ものコンケーブ形状を用意しているのも他に例を見ない。サイズやリム幅、インセット、そして装着されるであろう車両のキャリパークリアランスまでも考慮した上で、コンケーブの深度が最大になるように設定されているのだ。この細かい調整こそ、ジャパンメイドの成せる技であり、アドバンレーシングの真骨頂と言えるだろう。
軽量高剛性スペックが生むハイレベルな走りと、スタイルを激変させる細身の10スポークコンケーブ。アグレッシブに作り込まれたBMW M2に合わせる、ディープリム×ディープコンケーブというレーシーなスタイル。これ以上にアスリートなイメージを掻き立てるマッチングはなかなかできないだろう。『RS-DFプログレッシブ』の描き出すストイックでタフな世界。極限まで突き詰めた機能が生む超絶なる美しさに酔いしれたい。
細くシェイプされたスポークの側面にはアドバンスド・サイドカットと呼ばれる継ぎ目のない減肉加工が施される。センターパッケージの壁面も深く抉り取って軽量化を促進。スポークは深く織り込まれており、ディープリムを構築している。
ADVANの刻印ロゴも誇らしげ。ビッグキャリパーにも対応する設計が嬉しい。アドバンレーシングを履くならボルトも合わせて選びたい(4本セット ¥4,000+税)。
装着サイズSPEC
9.0×19・ET25 ¥92,000+税
10.0×19・ET35 ¥95,000+税
YFC TEL-03-3431-9981
http://www.yokohamawheel.jp