補修にも操作性にも効く、至極の1本。
さらに進化した限定モデルをチェック!
R32型スカイラインGT-Rの生産終了から24年。近年では海外での注目度も上がっており、中古車市場ではあり得ないほどの高値がついている。
そんなR32ユーザーにとっての悩みは経年劣化。各部のヤレは見過ごすことができない状態のものが多い。2018年に『ニスモ』が「NISMOヘリテージ」というプロジェクトを開始し、製造廃止となっていたパーツの再販プロジェクトを進めている。”壊れたら直せない、事故に遭ったら復活できない”、そんな不安を抱えていたユーザーにとって「NISMOヘリテージ」は救世主と呼びたくなるほど、嬉しいニュースだった。そこまで大袈裟な話ではないが、GT-Rマガジンが提案する「Gマガ・ステアリング」は、R32スカイラインGT-Rユーザーの悩みを解消してくれるアイテム。
運転するたびに手に触れるステアリングは、経年劣化でヤレても動かなくなるワケではなく、そこまで深刻な問題ではない。しかし、普段から手に触れる、視界に入る場所だけに、表面がボロボロになってくると、どうしても気になってしまう。新車当初から乗り続けているオーナーにとっては、そのヤレも一緒に歩んできた歴史と捉えられるが、ユーズドRを手に入れた場合は、ただの劣化した部分でしかないのだ。
「Gマガ・ステアリング」は純正のイメージを残したまま、小径化した355φのスポーティなデザインを採用。握りやすさを考えて真円のグリップ形状としたのもこだわりだ。当初は限定での販売だったのだが、オーナーの要望に応え、通常ラインアップとなった。さらに現在では表皮にドイツ製高級レザーを使うなど、独自に進化。サラリとした肌触りは心地よく、ノーマルに比べて外径が15mm小さくなったぶん操作もしやすい。「意のままに操れる」を体感できるのだ。
前期/後期のどちらにも対応するため、ステアリング裏のボスを角度可変式としているのもポイント。
また、ホーンボタンはR32型スカイラインGT-Rの後期型純正品のみに対応。場合によっては日産純正部品を別途購入する必要がある。
握りやすさを考慮して、グリップの形状は真円タイプ。太さも絶妙でドイツの高級レザーを使った表皮と共に操作感の満足度は高い。
説明書が入っているのでDIYでの装着も可能だが、センターをきっちり出すことも考えれば、やはりプロに頼むのが一番。なお、ステアリング交換後はトーの調整を行ってやるのが理想だ。
今後も長く乗り続けたい、リフレッシュしたい、でも純正スタイルを楽しみたい。そんな方に、試してほしい。
R32用Gマガ・ステアリングSPEC
□外径:355φ(純正370φ)
□太さ:R34GT-R Mスペック純正同等
□表皮:高級ドイツレザー
□ステッチ:ブラック
□価格:6万6,960円
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