美麗なルックスなイタリアンメイドは
レース直系の技術で高性能も手に入れた
「レーシングホイールの技術を投入しつつ、オシャレに装いたい」。
そんな目の肥えたオーナーにオススメしたい1本が、ココに登場。理にかなった機能美溢れる「OZレーシング」の新作はじつに魅力的だった。
【OZ Racing Hyper-GT HLT】
今回の装着サンプル車のように、信条である走りの性能を高めたい。そして同時にオシャレでもありたい。
そんな背反しそうな要素を簡単に手に入れられるのが『OZハイパーGT HLT』である。OZの鋳造ラインアップのなかでも、ハイパフォーマンスに位置づけられる「ウルトラレッジェーラ」と「レッジェーラHLT」。その2アイテムに続くモデルとしてリリースされた。
鍛造モデルであるフォージアータGTの鋳造版といった存在だが、製法を変更するに当たり構造をイチから見直して設計。鍛造譲りの高い機能性と鋳造ならではの凝ったディテールを備えつつも価格を抑えた、いいとこ取りのスポーツモデルというわけだ。
極細にシェイプされた10本スポークは、落とし込まれたセンターから一度直線的に放たれ、途中で角度を付けた後は美しく曲線的なラインを描くようにしてリムへと接合されていく。
軽量化のためにスポーク側面の肉は削ぎ落とされているが、フェイス側は薄く仕上げる一方、ハブ側にはリブを設けて強度をアップ。カラーはスターグラファイトで、このリブがホイールの奥で光を受けることで、より立体的な表情を生み出している。彫刻的なスポークが造形美は、イタリアンメイドならではだ。
またセンターに施された”ローズマーキング”と呼ばれる溝加工や、強化されて歪みにくいインナーリムなどは、GT3やLMP1といったレーシングカー向けのホイールで使われる技法。レーシングフィールド直結の「OZ RACING」らしいディテールが投入される。このあたりの作り込みは、レースファンにはたまらない仕様だろう。
機能だけでなく、もちろんルックスだけでもない。両方を獲得したハイパーGT。まさに走り系のために生まれたホイール。ストリートでも映え、サーキットでも貢献してくれるはずだ。
センターキャップは付属の”OZ”の他、”BMW”純正にも対応。また、OZの技術であるHLTは高性能な証しと言えるだろう。フェイス側は薄く、ハブ側は厚く、絶妙なシェイプが美しさと機能性を生む。
サンプル車両 SIZE&SPEC
8.5×19・ET35 ¥89,500+税
9.0×19・ET45 ¥90,500+税
OZジャパン TEL-053-469-5011
http://www.oz-japan.com