大胆な造形と緻密な仕掛けに
日本製鍛造の深い味わいを感じる
触れると切れそうなエッジとシャープに削り込まれたスポーク。名門「prodrive(プロドライブ)」がローンチした新作は、攻めに攻めまくった造形で履く者を刺激する。
このキレのいいデザイン。インポートカーの足元にピッタリとハマリそうだ。
【prodrive GC-05R】
シャープに絞り込んだスポークが、「プロドライブ」の新作『GC-05R』のハイライトだろう。エッジの効いたラインと独特の感性が交差するプロドライブデザインの伝統を継承しつつ、新世代の2×5スポークはここまでできるという挑戦的なシェイプに衝撃を覚えた。
ツインスポークの大ヒット作となった”GC-05K”を進化させた今作。ブランド史上最高に緊張感のあるディテールを観察してみよう。
まず、ボルトホール側面まで切り込んだスポークは、センターサークルから一気にリムまで直線的に伸びる。天面はフラットだがエッジを立てつつ、側面を削り取ることで軽量化を図ると共に、U字断面で剛性を確保。さらにボルトホール周辺はスリット状に削り込まれ、スポーク間も深く彫り込まれている。切れ味のいい刃物で断ったようなエッジと相まって、意匠面でも大きなアクセントになっているのだ。
アフターのホイールで数多に存在する2×5というデザインレイアウト。
応力分散的に優れた形状であることは言うまでも無く、いずれのブランドも独自性を織り込みながら成立させている。しかし『GC-05R』はオリジナリティを前面に押し出し、他の誰とも似ていないフェイスを実現しているのだ。触れると切れそうなほどに研ぎ澄まされた今作、履きこなせれば強烈なアドバンテージを得られるはず。スポーク側面にも削り込みを行うことで、軽量化を実現。縦断面を取ることで剛性を確保するのは今のトレンドだ 。
ホイールカラーは、輝度の高い発色のブラッシュドフィニッシュ(左)とスパルタンな味わいのフラットブラック(右)がラインアップしている。
prodrive GC-05R
20×8.5 ¥126,000〜¥140,000+税
20×9.0 ¥127,000〜¥141,000+税
20×9.5 ¥128,000〜¥142,000+税
20×10.0 ¥129,000〜¥143,000+税
20×10.5 ¥130,000〜¥144,000+税
20×11.0 ¥131,000〜¥145,000+税
□P.C.D./H:112/5、120/5、1143./5
ブリヂストンリテールジャパン TEL0120-036710
http://www.prodrive-japan.com
(リポート:オートファッションimp編集部)