黒・白・シルバーだけがGクラスじゃない
ホンキで最後の「Gクラス特別仕様車」
「ゲレンデバーゲン」と親しまれ、実に39年の年月を不変のスタイルで貫いてきたメルセデス・ベンツ Gクラス。
2018年3月には、ジュネーブショーでついに新型モデルを発表。”どこが変わった?”の揶揄も耳にするが、ひと回りサイズアップした新型Gクラスは、この夏過ぎには間違いなく入れ替わる。で、やはり「メルセデス・ベンツ日本」も思い入れ深く、『最後の特別仕様車』を用意。蘇る涙モノのボディカラーは全5色だ。
ついに現行のW463型・Gクラスが変わる。
3月のジュネーブで標準仕様となるであろう”G550″を発表したかと思えば、立て続けに翌4月のLAショーでは”AMG G63″も発表。グローバルで磐石な新型への移行が執り行われようとしている。日本では年央とアナウンスされるが、実は今回のモデルチェンジはフェイスリフト、つまりマイナーチェンジと呼ぶのが正しいようで、どうやら型式もW463のままだという話が飛び交っている。
とは言えその度合いはともかく、モデルチェンジするのは間違い無く、メルセデス・ベンツ日本も日本限定で特別仕様車を「最後の特別仕様車」として発売した。ディーゼルエンジン搭載のG350dをベースにした『ヘリテージ・エディション』がそれだ。
注目はボディカラー。全5色がラインアップするが、旧型のW460時代まで遡って選び抜かれた5色は、長い歴史の中で特に人気の高かったカラーというだけあって、格別の存在感だ。
砂漠地帯を駆け抜ける姿に憧れたサンドベージュを彷彿とさせるライトアイボリーは全国で33台限定。爽やかなブルーとクロカンSUVの組み合わせが絶妙な存在で、かつてチャイナブルーと呼ばれたプロフェッショナルブルーは全国160台の限定。