自分で空気圧の点検を行うのは2割ほど
年に1度しか実施しない割合も多し
一般社団法人『日本自動車タイヤ協会』は、4月6〜13日にかけて「タイヤの点検」を実施。
整備不良の割合や内容、タイヤの点検に関するアンケートを行ない発表した。タイヤの点検を行なった車両は、乗用車系が253台、貨物系が21台の合計274台。うち、タイヤの整備不良車両は58台と、不良率は全体の2割を超えた。
内訳は、乗用車系・貨物系共に「空気圧不足」がトップ。空気圧不足は、燃費に悪影響を及ぼすほかに安全走行にも影響するため、日常から気を配っておきたいところだ。
また、タイヤ点検と同時に実施したアンケート回答は次の通り。
Q1.エアゲージを使用したタイヤの空気圧点険は、主に誰が行なっていますか?(複数回答)
誰が空気圧点検を行なっているかについては、「ガソリンスタンドのスタッフ」が105人(33.4%)と最も多く、次いで「カーディーラー」が75人(23.9%)、「ドライバー本人及び家族」が68人(21.7%)、「整備工場」39人(12.4%)、「タイヤ販売店」が18人(5.7%)となった。
Q2 それは、前回いつ頃行いましたか?
前回はいつ頃空気圧点検を行なったかについて。「1ヶ月前」と回答したドライバーが123人(45.0%)、次いで「2~3ヶ月前」が77人(28.2%)、「半年前」が54人(19.8%)、「1年前」が7人(2.6%)という結果に。
なかには「1年以上前・覚えていない・全くしない」というのが12人(4.4%)もいた。
Q3 その頻度は、どれくらいですか?
空気圧点検の頻度については、「年2回程度」が106人(38.9%)と最も多く、次いで「2~3ヶ月に1回程度」90人(33.1%)、「月1回以上」44人(16.2%)、「年1回未満・覚えていない・全くしない」が19人(7.0%)、「年1回程度」が13人(4.8%)となった。
Q4 空気圧以外のタイヤ点検は、誰が行っていますか?(複数回答)
空気圧以外のタイヤ点検を誰が行なっているのか。
トップは「カーディーラー」の97人(31.4%)。次に「ガソリンスタンドスタッフ」が75人(24.3%)、「ドライバー本人及び家族」が68人(22.0%)、「整備工場」が34人(11.0%)、「タイヤ販売店」が13人(4.2%)という結果だった。
Q5 その頻度は、 どれくらいですか?
空気圧以外のタイヤ点検の頻度については、「年2回程度」が94人(34.6%)と最も多く、次いで「2~3ヶ月に1回程度」が68人(25.0%)、「月1回以上」が56人(20.6%)、「年1回未満・覚えていない・全くしない」というケースは30人(11.0%)を数えた。
Q6 何を点検しましたか?(複数回答)
空気圧以外の点検項目について。トップは「タイヤ溝」が221人(29.0%)で、「外傷」が208人(27.3%)、「釘・異物踏み」152人(19.9%)、「石噛み」134人(17.6%)となった。
JAFによれば、出動理由の3位がタイヤのパンクによるもの。
こうならないためにも空気圧の点検は、1ヶ月に1度は行なっておきたいところである。
行楽シーズンや梅雨期を控え、なにかと利用する機会が増える自動車。運行前の点検のみならず、定期的なタイヤのチェックを心がけておきたいものだ。