効果のみを追求した厳選スポーツコーデ
誰もが納得できるプランニングを提案
BMWに不可欠なブランドを数多く取り扱う”橋本コーポレーション”のアンテナショップがコンプリートしたBMW M4。
そこに装着されるサスペンション&スポーツマフラーは、ジャーマンチューンの筆頭ブランド「KW(カーヴェー)」&「eisenmann(アイゼンマン)」。早速、その実力をインプレッション。その実力は本物志向を満足させるハイレベルなものだった。
【Hashimoto Corporation BMW M4】
高い感度をもつからこそ、もはや定番ともいえるトップブランドの招聘に成功し続けている”橋本コーポレーション”。当然ながらも世界のカスタマイズ事情をリアルに把握しており、その提案には高い説得力がある。
とくれば、BMW M4はいかにコーディネイトを進めるべきなのか。そう問うたところ、サービス部大西店長は、機能性向上に根ざした正統派チューニングこそがベターではないか、と語ってくれた。例えば『KWクラブスポーツ3ウェイ車高調キット』と「アイゼンマン」の『サウンドパイプ×リアマフラー×Wアウター』という組み合わせ。
最近の橋本コーポレーションといえば気鋭のチューニングメーカー「アクラポヴィッチ」で仕上げてくると想像しがちだが、カスタマイズシーンに長らく貢献してきた老舗銘柄をあえて尊重してマッチングするあたりが奥ゆかしく、オールドファンにも納得の組み合わせといえるはずだ。
その分だけ新進気鋭のホイールブランドである「Zパフォーマンス」製品を最高峰スポーツタイヤの一角である『アドバンスポーツ』のサポートの下で組み込むなど、新旧定番が渾然一体となってバランス良く整えられている。
また、ボトムを磨くのは橋本コーポレーション傘下のエアロブランドではなくMパーフォマンス製品。
完成度の高い純正アクセサリーで武装するのはここ数年の潮流であり、このあたり純血BMWパイロットの想いを知る同店舗ならではのシュアな判断といっていい。
そんなイマドキ仕上げの”BMW M4橋本スタイル”を初秋の古都京都市街に連れ出した。クラブスポーツ車高調ゆえに一般道ではやや入力が大きくコツコツ感こそあったが、ワインディングに入るとその印象は一変、驚くほどスムーズにひらりひらりとコーナーをクリアすることができた。
その際、ロールは皆無といってよく、ゴーカートを操縦しているようなオン・ザ・レール感覚。さすがは各方面から傑作と賞賛されている車高調キットであると舌を巻いた。
BMW王道路線をひた走る『KWクラブスポーツ3ウェイ車高調キット』は、M4に捧げられた何よりのご馳走。本物には本物を、それが理想のサスペンションなのだ。
ドライビングスキルが上がったような錯覚を受けるなか、後方で響くのは「アイゼンマン」のフルキットが奏でる美しい咆哮。
クリアな低音から乾いた高音まで間断なく流れるサウンドは身震いするほどレーシー。軽量化と剛性・強度向上にも繋がる「Zパフォーマンス」製アルミがもたらす軽快な転がり心地も相まって、京都の初秋を満喫。素性の良い一台だからこそ、厳選した効くモノのみ奢る。橋本スタイルだから、できる。
サウンドパイプ×リアマフラー×W.アウターからなる「アイゼンマン」のフルエキゾーストシステム。老舗銘柄の採用にアダルトシックな印象を受ける。MPディフューザー内からのぞく左右4本出しアウターはスパルタンでスタイリッシュ。
また、Wアウターのエンド部分には「アイゼンマン」の矜恃を示す”eマーク”が刻印されていて、サウンドパイプ下部にもアイゼンマンのロゴ入りプレートがプラスされており、自社製品の性能に対する自信のほどがうかがえた。
SPEC
エクステリア
Mパフォーマンス・キドニーグリル/リップスポイラー
リアディフューザー/トランクリッドスポイラー
ホイール
Z-Performance ZP2.1 (F:9.5×20 R:11.0×20)
フットワーク
KWクラブスポーツ3WAY
エキゾースト
アイゼンマン・サウンドパイプ/リアマフラー
TP4×90mm w.アウター クローム/ブラック
橋本コーポレーション TEL.075-761-7351
http://www.h-c.co.jp