日産の意地とレクサスの勢いが大混戦
F1実力派も参戦するGT500チーム紹介
開幕戦となった岡山に続いて、富士スピードウェイへ舞台を移し5月3〜4日に第2戦を開催する「SUPER GT」。
昨年に強さをみせたのがレクサスLC500だったが、第1戦の岡山ではテストから好調な走りをみせたホンダNSX-GTが勢いをそのままにワン・ツーフィニッシュ。昨年王者の#1レクサスLCは3位と、まずまずのスタートを切った。もちろん日産GT-R勢も注目。開幕戦こそ5〜7位と振るわなかったものの、徐々にパフォーマンスアップを果たしているので巻き返しに期待したい。
今シーズンは「Auto Messe Web」と「SUPER GT SQUARE」とがタッグを結成し、世界最高レベルのレースの魅力をお届けする。今回は、前回に引き続いてGT500クラスに参戦する5チームを紹介しよう。
【LEXUS TEAM WedsSport BANDOH】
トヨタ86用パーツの販売で知られる坂東商会が母体となり、1997年からSUPER GTに参戦を果たす名門「BANDOH」。2011年からGT500へ挑戦を開始。今年はレクサスLC500勢で唯一のヨコハマタイヤを履く。
ドライバーは、国本雄資/山下健太という実力派の若手コンビ。2016年のスーパーフォーミュラ王者と、同じく2016年に全日本F3チャンピオンに輝いた、二人の戦いぶりに注目したい。
LEXUS TEAM WedsSport BANDOH
マシン名(タイヤ):#19 WedsSport ADVAN LC500(YH)
ドライバー:国本雄資、山下健太
チーム監督:坂東正敬
【NISMO】
ニッサン・モーター・スポーツ・インターナショナルこと「NISMO(ニスモ)」は、日産自動車が誇るモータースポーツ統括会社。いわゆるワークスチームである。
タイヤはミシュランを使用し、ドライバーは2014〜2015年で連覇を遂げた松田次生とロニー・クインタレッリの名コンビ。GT500最多のタイトルを誇る強豪チームは、今シーズンに頂点の奪還を虎視眈々と狙う。
NISMO
マシン名(タイヤ):#23 MOTUL AUTECH GT-R(MI)
ドライバー:松田次生、ロニー・クインタレッリ
チーム監督:鈴木 豊
【LEXUS TEAM au TOM’S】
「TOM’S(トムス)」といえば、1974年創立の名門チームでGTには1995年から参戦。
チームのエースナンバーを背負う36号車のタイヤは、ブリヂストン。中嶋一貴とスーパーフォーミュラでも速さをみせる関口雄飛がドライバーを担当し、この実力派コンビで勝利を狙う。
チーム監督は伊藤大輔。2007年のGT500クラス王者が指揮をとる。
LEXUS TEAM au TOM’S
マシン名(タイヤ):#36 au TOM’S LC500(BS)
ドライバー:中嶋一貴、関口雄飛
チーム監督:伊藤大輔
【LEXUS TEAM ZENT CERUMO】
日本有数のメンテナンスガレージとして、1980年代から多くのチャンピオンを生み出してきた「CERUMO(セルモ)」。
今シーズンは、昨年からF1タイヤの開発にも携わった浜島裕英が監督をつとめ、ブリヂストンタイヤを履くLC500で参戦する。ドライバーは、GT500の最多ポールと最多勝タイの記録を持つ立川祐路。そして、2度のスーパーフォーミュラ王者となった石浦宏明という強力な布陣でGT500を戦う。
LEXUS TEAM ZENT CERUMO
マシン名(タイヤ):#38 au ZENT CERUMO LC500(BS)
ドライバー:立川祐路、石浦宏明
チーム監督:浜島裕英
【LEXUS TEAM SARD】
1970年代に日本初のル・マン24時間に挑戦した「SARD(サード)」。
元F1パイロットであるヘイキ・コバライネンは、2015年から同チームに加入して翌2016年にGT500クラス・チャンピオンを獲得。そしてF1で日本人最高位タイの3位を獲得した小林可夢偉H、今年はフル参戦を果たす。
タイヤはブリヂストンを使用。今シーズンは、このF1実力派コンビで王座奪還を目指す。
LEXUS TEAM SARD
マシン名(タイヤ):#39 DENSO KOBELCO SARD LC500(BS)
ドライバー:ヘイキ・コバライネン、小林可夢偉
チーム監督:佐藤勝之
いよいよ次戦のRound.2は開催間近。
5月3日〜4日、「富士スピードウェイ」で熱きバトルが展開される!
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(撮影:白谷 賢、成瀬陽介、SUPER GT SQUARE)