ハイエースとミニバン&SUV用で
異なるフェイス断面を採用する
ハイエースの雄「ダイナスティ」と、アルファード&ヴェルファイアの雄「シックスセンス」が意を共にして作り上げた、トヨタ・ハイエース用のホイール『ヴェルヴェットVC-DS7』とLサイズミニバン&セダン対応モデル『シックスセンスJC-DS7』。
洗練されたデザインセンスが光る両ホイールの完成度の高さに注目したい。
「ダイナスティ」と「シックスセンス」。
ハイエース界とワゴン界を牽引する大御所ブランド同士のコラボによるまさかの刺激作。片やハイエース、片やワゴンと、ジャンルを超越した一流ブランド同士の、通常なら交わらない両者が交わることで起こった化学変化から生まれたホイールが『VC-DS7』と『JC-DS7』だ。
お互いの意見を擦り合わせつつ、今作として世に出るまでには、実に1年半以上もの期間を要したという話題作だ。
左右のスポークの長さを敢えて非対称にしたアシンメトリーな「コの字型」の変則的スポークデザイン。お互いの得意分野に特化したディテールは、6穴の「ダイナスティ」版では得意の超逆ゾリ、5穴の「シックスセンス」版ではキャリパー装着まで考えてコンケーブを選択。あえてY字を切り離してデザインしたという7交点スポークはパラパラ…、とした回転時の動きの面白さも演出する。
さらにリムエンドにいくに向かって広がる繊細なテーパー形状により、視線はホイール外周へと誘導され実サイズ以上の大口径感を獲得。
同じデザインベースでありながら、違った表情を見せる『VC-DS7』と『JC-DS7』。お互いのブランドとの競演がなかったら決して生まれていなかったとそれぞれが認める期待作だ。
ディスクデザインはターゲット車種で異なる
「ダイナスティ」のデザインポリシーを貫き、6穴のハイエース版は超逆ゾリを選択した『VC-DS7』。
8J・インセット38を用意し、ハイエースのサイドビューに立体的なスポークの表情を垣間見せる演出が行われている。
一方、「シックセンス」によるワゴン&SUV向けの『JC-DS7』は、8.5J・インセット38/45。
5Hとなり、キャリパー装着を想定しコンケーブデザインをセレクトした。VCと同じデザインを使わないのもサスガ一流のなせるところだ。
ディスクデザインの違いは、正面からではわかりにくいのだが、フェイスを斜めからの角度で見てみると全く違った表情に。この辺りはそれぞれのブランドの個性を主張する部分で、写真左がVC-DS7、右がJC-DS7。
SPECIFICSTION
VELVET VC-DS7
20×8.5 INSET+38 6H/P.C.D.139.7 ¥62,000
カラー:ブラックポリッシュ
センターキャップカラー:シルバー、レッド、ブラック
ダイナスティ TEL0725-56-9999
http://dynasty.ne.jp
SIXTH SENSE JC-DS7
20×8.5 INSET+38/45 5H/P.C.D.114.3 ¥62,000
20×8.5 INSET+45 5H/P.C.D.100 ¥62,000
センターキャップカラー:標準ブラック、他シルバー、レッドオーダー可能
シックスセンス TEL072-330-0001
http://www.sixth-sense.jp/