スウェードのような質感”起毛塗装”で
新感覚なインテリアメイクを構築する
インテリアメイクの素材選びで大切なのは、見栄えはもちろんとして、触感や質感のよさだと思う。
レザーやウッド、アルミなどはその点で格好の素材といえるが、これらを上手くコーディネイトしようというならば、もうひとつ別素材を加えてみる手もアリだ。
カスタム系ショップ「ジェットストローク」が提案するのは、樹脂パーツなどへの起毛塗装。『ロイヤル・モケット・コート』としてメニュー化している新感覚な質感は、ドアのスイッチパネルなどの小物からダッシュパネルほどの大物まで、施工対応が可能だ。いったい、この『ロイヤル・モケット・コート』とはどんな塗装なのだろう。
雰囲気を向上させる、上質な起毛塗装
その触感はスウェードというか、メニュー名のとおり”モケット”に近く、整った毛足が心地いい。DIY用に起毛塗装スプレーは販売されているものの、毛足の長さや質感は一線を画している。
早いハナシ、格段に上質な仕上がりでレザーやウッドとの相性はとても良さそうだ。「ジェットストローク」はこれまで、起毛塗装をショーモデルやオーディオボードの製作などで使ってきたそうだが、素材を組み合わせるインテリアメイクにもかなり効果的だという。
塗装なので複雑な面でも施工可能
レザーやカッティングシートとは違い、複雑な面でも塗装が可能というのも大きなメリット。
撮影車のVWゴルフ5でいえば、パワーウインドスイッチパネルの部分で、くぼんだ部分などカッティングシートでも難しい凹凸が見事に起毛処理されている。この樹脂パネルなどは経年劣化により剥がれたりベタついたりしやすいので、リフレッシュ&ドレスアップとしてもオススメだ。
価格は20×20cmで¥6,000〜7,000が目安だが、面の複雑さなどによって変動するので注意。ダッシュボード全体を起毛処理すれば、¥60,000〜¥100,000くらいとのこと。
カラーバリエーションの多彩さも魅力
用意されるカラーは、撮影車のグレーを含めて全10色。「カラー=植毛」なので、一般的な塗料のように混ぜて色を作るのは難しい。ただし、オレンジはリクエストがあって「ジェットストローク」が調合したもの。プライマーのカラーも含めて色の濃さの調整などは融通が利きそうだ。
ジェットストローク TEL047-446-5557
http://www.jetstroke.com/