エッセンに濃い系カスタマイズフリーク集結
昨年、ドイツで開催された「エッセンモーターショー」。
撮影した現地ユーザーカーは、各ブランドのデモカーに勝るとも劣らないカスタムが施されていた。欧州のユーザーたちが作りあげたカスタム特濃車両。日本のカスタマイズとの違いを見ていただきましょう。
まずは現行車や新しめの車両たちをピックアップ。新しいから”サラッ”かと思いきや、かなりディープなカスタムをしたクルマがどんどん見つかりました。ホイールの履きっぷりにも注目です。
【VW PASSAT VARIANT】
ガッツリと「ヴォッセン」を飲み込む轟沈ヴァリアント
ヴォッセンの鍛造ホイール「LC2-C1(F:20×8.5J R:20×9J)」を、エアサスの「エアリフト」でがっつりとローダウンさせたVWのB8パサート。ブレーキシステムはアウディR8の流用で、ランボルギーニのイエローにペイント済み。
さらりと足元を主張していました。
【AUDI A6】
500ps越えのスーパーセダン
3ℓターボに「APR」のウルトラチャージャーシステムを投入して510ps/635Nmを絞り出した弩弓のアウディ・セダン。「BCフォージドHCA163」は、超極太サイズ(20×12J)を装着し、大胆な肢体を見せつけていました。
【VW EOS】
欧州でも発見!シロッコ顔スワップ
エンジンはVWのR36用V6を投入し、吸排気系をチューニング。
フェイスはシロッコRのボトムだけをドッキングして、テールはゴルフ6R用と流用の嵐。それでも統一感はバッチリですね。
オープンは内装も見せ場ということでアウディRS5用のバケットシートを奢り、ロールケージもプラスしていましたよ。
【BMW i8】
ハイブリッド鍛造をがっつりと飲み込む
ヴォッセン「VFS-1(21×9J)」を、エアサスの「エアレックス」で飲み込んだスラムドセッティングが目立っていたアウディi8。
ボディメイクに使ったフィルムは4種類だそうで、インパクトのあるラッピングでも来場者を魅了していました。
【AUDI A4 Allroad】
オールロードなのにローダウンしちゃってます
話題のホイール「メッサーME03-3」を投入したアウディA6・オールロードは、ノーマルの腰高を「エアリフト」で着地化。樹脂製フェンダーが後付けオーバーフェンダー風味を醸し出していていい仕上がりです。
ちなみに、21×10Jというワイルドなホイールサイズを飲み込んでもなおこの車高。もちろん上げればオールロード的佇まいに戻ってしまうとか。
【AUDI TT】
上級グレードを取り入れて純正+αのアップデート
アウディのTTRSやTTSの純正アイテムやそれに対応するアフターパーツを組み合わせて、純正+αスタイルに。足元はRAD48の「VR(19×9.5J)」をセット。ベタ落ちの車高は「アキュエアー」で実現しました。
ゴールドディスクにポリッシュリムというインパクトある「RAD48 VR」はスペシャルオーダー品とのこと。
【AUDI RS3】
走りを意識したチューニングも実施
「ZパフォーマンスZP5フォージド(19×9.5J)」のホイールにベタ車高というルックスに惹かれますが、「HJS」のスポーツキャタライザーやアウディRS7の「ウェイブブレーキローター」など、機能もアップデートされていました。
【BMW 330d Turing】
スッキリ&クリーンな王道BMW×BBS
Mスポーツエアロをベースに、M4用パーツや435のテールチップを入れるなど、純正パーツを上手に使ってアップデート。足元は「王道BBS LM(8.5×19)」をエアリフトでセットする。
そして、室内にはロールケージを投入。最近はワゴンに入れるのも流行りか……。
【VW ARTEON】
車高調+エアーでイイトコ取りします
「H&R」の車高調をベースに、「Dumped」のエアサスを組み合わせて、この轟沈スタイルを獲得。
その足元には「ヴォッセンVWS-2(F:20×9J R:20×10J)」を見事に収めきっていました。VWアルテオンは車高下げがやっぱり正義なのか。
【BMW M3】
車高調で走れるMにお似合い
「ヴォッセンVWS-1(20×9.5J)」と、車高調の「KWクラブスポーツ」を使って履きこなすBMW M3。
「アクラポ」のエキゾーストに「ESS」のソフトウェア、「マッハシュネル」のインテークなどで武装完了。キャンディレッドにペイントしたロールケージを投入し、そのホンキぶりをみせてくれました。
【AUDI RS6】
フルサイズワゴンも車高調でベッタリと
低いなと思ったら「ゲッフェルト」の車高調でローダウン。
ホイールは「ロマフォージド(21×10J)」で、アウディスポーツの排気系とコンピュータの変更で710ps/989Nmを絞り出しているようです。
(リポート:オートファッションimp編集部)