新型車の投入や大物ドライバーの参戦で
GT300クラスもさらに大激戦へ
今シーズンは29台のエントリーとなったGT300クラスでは、岡山でデビューを果たしたNSX-GT3を走らせる2チームが新たに加わり、早くも予想不能なハイレベルなバトルが展開されている。
このGT300クラスといえば、多彩なマシンラインアップも大きな魅力。「FIA-GT3規定マシン」、「JAF-GT規定マシン」、「MC(マザーシャシー)使用マシン」の3つに分類されており、全車が近い性能を発揮するために規則的な調整が施される。発生するエンジンの音やライン取りなど、これらの違いを感じてみるのも面白いだろう。
参戦ドライバーのレベルもますます高くなり、顔ぶれも豪華なものとなったGT300クラス。
今回も「SUPER GT SQUARE」との協力タッグのもと、全7チームのマシン・ドライバー・レースクイーンを紹介したい。
【D’station Racing】
今季も佐々木総監督のもと、エースドライバーに藤井誠暢、ポルシェドライバーのスヴェン・ミューラーを起用。カーナンバーは、チーム母体のNEXUSグループの設立日である”7″を選択し、開幕戦の岡山で2位、第2戦の富士では6位と、順調な滑り出しをみせる。
D’station Racing
マシン名(タイヤ):#7 D’station Porsche(YH)
ドライバー:藤井誠暢、スヴェン・ミューラー
チーム監督:佐々木主浩
【PACIFIC with GULF RACING】
今シーズンは、フォーミュラ出身の石川京侍とポルシェで経験を高めてきた久保凛太郎がドライバーを務めるなど、さらなる戦力アップを狙う。この若手コンビがどんな活躍をみせるのか、おおいに注目したい。
PACIFIC with GULF RACING
マシン名(タイヤ):#9 GULF NAC PORSCHE 911(YH)
ドライバー:久保凛太郎、石川京侍
チーム監督:八代公博
【TEAM UPGARAGE】
2018年度は中山友貴がエースドライバーを務め、パートナーには経験豊富な小林崇志を抜擢して万全の体制で挑む。富士では13位と苦しんだものの、岡山の開幕戦では優勝を果たした1987年生まれのコンビ。狙うは、シリーズチャンピオンだ。
TEAM UPGARAGE
マシン名(タイヤ):#18 UPGARAGE 86 MC(YH)
ドライバー:中山友貴、小林崇志
チーム監督:石田 誠
【R’Qs MOTOR SPORTS】
2010年から参戦し、これまでメルセデスSLS AMG GT3を使用してきたが、今季からメルセデスAMG GT3に変更して巻き返しを図る。パートナーは、ベテランの城内政樹を引き続き起用。新たなマシンで上位を狙う。
R’Qs MOTOR SPORTS
マシン名(タイプ):#22 アールキューズ AMG GT3(YH)
ドライバー:和田 久、城内政樹
チーム監督:黒田朋宏
【つちやエンジニアリング】
ドライバーはF3で速さをみせた坪井 翔を松井孝允のパートナーとし起用した。富士ではマシントラブルによってリタイアしたものの、岡山では表彰台を獲得。タイトコーナーが多いコースでは、優勝候補の1台だ。
つちやエンジニアリング
マシン名(タイヤ):#25 HOPPY 86 MC(YH)
ドライバー:松井孝允、坪井 翔、土屋武士、近藤 翼
チーム監督:土屋武士
【DIJON Racing】
2018年シーズンのドライバーは、田中勝輝のパートナーとして飯田太陽を起用。富士では、世界耐久選手権で戦っているリチャード・ブラッドリーも参戦を果たしたが、思うような結果を残せなかった。今後に期待だ。
DIJON Racing
マシン名(タイヤ):#48 植毛GT-R(YH)
ドライバー:田中勝輝、飯田太陽
チーム監督:井上恵一
【埼玉トヨペット Green Brave】
ディーラーメカニックをはじめ、大きな成長を遂げた「埼玉トヨペット Green Brave」が2018年に挑む。ドライバーは番場 琢と脇阪寿一のベテランコンビ。まずは、ポイント獲得を目指していく。
埼玉トヨペット Green Brave
マシン名(タイヤ):#52 埼玉トヨペット GreenBrave マークX MC(YH)
ドライバー:番場 琢、脇阪寿一
チーム監督:青柳 浩
第3戦の「SUPER GT 鈴鹿GT300km・ファンフェスティバル」も開催間近。
5月19日〜20日、鈴鹿サーキットへGO!!
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(撮影:白谷 賢、成瀬陽介、SUPER GT SQUARE)