“削らず、溶かさず、キズつけない”
「ペルシード」でどこまでキレイになる?
洗車用品で知名度を上げる「ペルシード」が、新たな商品を発売したって言うので効果をチェックしてみた。
その名も『ヘッドライトクリーナー&コーティング』という、いたってストレートなネーミングなのだが、黄ばんだり白ボケしたレンズの透明感を復元。その上からコートすることで劣化を防いでくれるのが特徴らしい。劣化部分だけを除去するため、必要以上に削ることや溶かすことはなく、クリアトップを極力残した状態で仕上げることができるので、レンズの傷みを最小限に抑えることができるという。
さて、テスト車はヘッドライトがいい感じにくすんだ13年落ちのスズキ・アルトラパン。経年劣化は激しく、絶好のサンプルと言えそうだ。
使用したのはコレ!
ネンドタイプのクリーニングスティックで施工する方式。施工後の劣化を防ぐ透明トップコートも付属している。業界初というネンドタイプの実力はいかに!?
たった2行程/5分もかからず終了……
>>スティックでこする
レンズの汚れを落とし、施工面が濡れた状態で作業スタート。まずは、クリーニングスティックを押しつけるようにしてレンズをこする。滑りが悪くなったら水を足して作業する感じ。
最初はザラザラした感触が、汚れが取れるに従ってすべるような感触に。全体がツルツルになったら、乾いたクロスで水滴を拭き取る。
>>コーティング剤を塗り広げる
付属スポンジの薄い方にコーティング液を取り、染み込ませる。
レンズの端から、コーティング液を塗り広げていくわけだが、一方向に塗っていくのがポイント。施工後1時間は濡れないように注意。これで終了だ。
「キレイになってわかった”ひび割れ”の痕跡」
作業後は明らかに美しく蘇っているではないか。
と言いたいところだが、絶対的な透明感が少し欠けるているような……。その原因となっていたのが、レンズにできた”ひび割れ”によるもの。青空駐車歴10年以上の個体は、ヘッドライト熱や紫外線による影響なのか表面上には存在しない「細かい割れ」が無数に発生していたのである。綺麗になったうえでわかった悲しき現実とはいえ、レンズ面にできた白いくすみや、ざらざらした感触は明らかになくなったことは事実。
トップコートがキズを埋めるているようだし、耐候性&耐久性の高いコートがガードしてくれているので、しばらくは安心できそうだ。
ペルシード・ヘッドライトクリーナー&コーティング ¥1,943
□キット内容:クリーニングスティック、トップコート、スポンジ
*上記は参考価格