簡単なアクセル操作だけで
スロコンのモード変更が可能に
近年は、電子制御のスロットルを採用したクルマがほとんどだ。
アクセルペダルの操作を、これまでのアクセルワイヤーではなく、電子制御でスロットルに伝えるシステムで「ドライブ・バイ・ワイヤ」とも呼ばれる。ただ、スロットルの開きが制御されているため、レスポンス面でいうとアクセルワイヤーの方が優れるのも事実。省燃費性や急発進の防止には有利なのだが、気持ちのいい走りを楽しみたい人には満足といえないところだ。この不満を解消し、意図としたアクセルレスポンスを手に入れられるのが、スロットルコントローラー(以下スロコン)というもの。今回、電子チューニングメーカーで知られる「シエクル」が、新発想なスロコンを発表した。
『レスポンスブースター』は、本体スイッチで行なっていたアクセルレスポンスのモード変更操作を、アクセルで行なえるように開発。新開発「アクセルスイッチ回路」により、簡単なアクセル操作で、スロコンOFF状態からスロコンON(スタートモード)やパワープラスモード(強烈加速)の切り替えを可能としたのだ。
すなわち、ハンドルから手を離すことなくスロコンの操作が可能に。ドライビングに集中できるわけだ。
アクセルペダルでモードを切り替え
これまで本体ボタンで行なっていたスロコンのモード切り替え操作を、「ポンッ」とアクセルペダルをひと踏みすることで行なえるようになった。搭載されるモードはスポーツ・エコ・パワープラス・オートの4パターンで、スポーツとオートにはそれぞれ7段階と4段階の制御レベル調整も可能だ。
また、アクセルを操作しない状態が90秒続くと自動的にOFF。ノーマル状態となり、不意な急発進を抑制する。
スロットルの開度をレベルゲージ表示
有機ELディスプレイを搭載する本体では、モード切り替えも従来どおりボタンで行なうことが可能。現在のアクセル開度がわかるコントロールバーも備わった。
好みで選べる多彩なオプションも
最も強烈な加速をする「パワープラスモード」への切替を行なうスイッチ。純正サービスホールに埋め込み可能で、手元での操作がラクに行なえる。
純正サービスホール用スイッチ ¥3,240
エンジン始動でアイドリングストップ機能がONの状態になる車両に装着。アイドリングストップ機能を解除した状態で始動することが可能になる。
アイドリングストップキャンセラー ¥1,080〜¥1,620
リバースギアに入れた時に、アクセル開度が最大20%に制限され急発進を防止。リバースリミッターが機能している状態で、いずれかのスイッチを操作することで解除することができる。
リバースキャンセルハーネス ¥1,080
ジェイ・ロード TEL03-5746-0720
http://www.siecle.co.jp