スマホのアプリでキャッシュレス決済も可能
一般コインパーキングより料金を安く設定
駐車場予約アプリを運営する「akippa(アキッパ)」は、電気錠を得意とする「アート」とIoTを活用した「シェアゲート」というシステムを開発。従来は不可能だった出入り口にゲートのあるコインパーキングが利用できるようになった。
「akippa」は、「コインパーキングはあっても満車で入れず困ったことがある」というユーザーの声を基に、月極駐車場の未契約スペースや有人のゲート式駐車場の空きスペースの有効利用を希望するオーナーを結びつけるアプリを開発。インターネット(スマホアプリ)で、予約(最低15分単位)からクレジットなどによる料金決済までを一括して行っている。
利用方法を具体的に説明すると、アプリなどで目的地周辺の駐車場を検索して予約すると詳しい駐車位置(枠の番号など)が知らされ、予約した日に指定されたスペースに駐車するだけ。
対象となる駐車場が、一般的な月極駐車場(個人宅の駐車場もある)なので出入りは自由。また有人駐車場では、出庫時に予約情報を係員に提示して割り引きチケットを受け取り料金精算ができる。
しかしゲート式のコインパーキングは、出庫時に料金精算する割引チケットを渡す係員が存在しないためakippaとしては対応できなかった。そこでアートが「シェアゲート」というシステムを開発。
大型施設(スタジアムやコンサート会場)などの周辺は、ゲート式コインパーキングが多い傾向なので、これが予約できれば安心してクルマで出かけられることになる。
混雑した公共交通機関での移動が難しいお子さんやお年寄りのいる家族でも、駐車場が予約できれば気軽にクルマでの外出範囲も広がることだろう。
料金は地域や利用日によって異なるが、ゲート式パーキングの場合は、通常料金と同等かそれ以下、ゲートのない月極駐車場などでは近隣地域のコインパーキングより約30%安くなっている。
ネットで予約できて、さらに料金も安い「akippa」。うまく活用すれば、駐車場の空車スペースを探し回る必要もなさそうだ。
akippa https://www.akippa.com/