JDMリスペクトが垣間見える、トータルメイク
【2015y LEXUS LS460】
パールホワイトの40系レクサスLS後期を「エアレックス」のエアサスで徹底的にローダウン。
さらに、僅かなロードクリアランスをもキチッと埋めるように、エイムゲインのハーフスポイラー『純VIP EXE』をフル装着した。そうして完成した姿には高級感もしっかり残しつつ、イカツいオーラを漂わせていた。そして、インテリアに目を向けると、ダッシュボードカーペットやテーブルがお目見え。これは「Ego Daddy(エゴダディ)」という現地ブランドのアイテムで、ロサンゼルス近郊のVIPオーナーの間で愛用者が多い定番アイテムだ。さらにエイムゲインの『ネックパッド』、ジャンクションプロデュースの綱&フサも飾り、全身紛うことなきVIPスタイルに仕上げる。
このように室内は日本的だが、ホイールはアメリカ鍛造の『VIPモジュラー』を履かせて差別化を与えた。
最新レクサスLCは足元一点主義で
【2018y LEXUS LC500】
冒頭で紹介したように「セントラルパイン」は「TディメンドUSA」としての業務も担う。Tディメンドといえば、車高調やエアサス、アーム類など、美しい足回りを描くためのパーツを手がける日本のフットワークメーカーだ。日本のVIPカルチャーを学んでいく中で、様々な日本ブランドに対する知識も増えていった。
このレクサスLC500は、2017年のSEMAショー出展のために製作されたもの。ただの車輌展示だけではなく、「TディメンドUSA」として正式に単独ブースを構えての出展。最新型エアサス「ハードラインV8システムキット」を全米に初披露した。
他にシャープなスポークデザインが美しいホイール『SSR CV04S』をセット。「Tディメンド」はブレーキ回りも含めて商品展開されており、ホイール奥にはスペシャルな8ポット仕様が奢られていた。
黒と金のコントラストと和柄が冴える1台
【2009y INFINITI M35】
ブラック×ゴールド。近寄りがたい妖しさを放つインフィニティM35は、Markの愛車。
ホイールは「Infinitewerks」というアメリカの鍛造メーカー『BR』というモデルで、回転を感じさせる細いスリットが特徴だ。また、独特の意匠を引き立てる同社の尖ったナットもあしらい、コンセプトとしている”ブラックビューティ”に違わぬゴージャス感をプラスした。
そして、あまり人の目につくことがないエンジンルームだが、そこを”最大のアピールポイント”としているのも興味深い。
それもそのはず、カバー類を余すことなくゴールドでペイントし、刺青を掘った女性、梅、竹といった和柄をペイント。どこか怪しげな雰囲気の源泉は、もしかするとココなのかもしれない。また、室内には「ジャンクションプロデュース」の綱やフサの他、後席コンソールを設置した。
USのカスタム事情を反映したオリジナリティ
【2000y LEXUS LS400】
レクサスLSのステータスに惹かれ、なかでも”2代目が好き”というTaylor。
エアロはフロントがエイムゲインの『ユーロエディション』、サイドとリアはヴァルドというブランドミックスでオリジナリティを発揮。”エアロパーツのブランドを混ぜる”ことによる個性演出は、アメリカならではの事情があるという。ショップは、基本的に手間のかかるワンオフ加工を嫌う傾向。そのため、違いを出すには異なるメーカーを装着するのが常套テクニックだったりするのだ。
なおホイールは、定番的なデザインを多数ラインナップする、Rotiformの『ROC』をチョイス。日本のVIPでも馴染み深い太めの5本スポークはスポーティ過ぎず、ちょいヤンチャな雰囲気もあって90年代セダンにジャストマッチ。細めのウッドハンドルも然りだ。
(リポート:VIPスタイル編集部)