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「コルク」を使った新感覚なインテリア素材をロブソンレザーが開発中

暖かみのある風合いを車内に
呼吸する素材「コルクレザー」

本革シート・本革ステアリングの張り替えでは全国屈指の実績を誇り、車内コーディネートの第一人者「ロブソンレザー」が、天然素材のコルクを使ったインテリアメイクを考案・開発をしている。
コルクと言えば、ワインの瓶の栓やコースター、釣竿のグリップ部分や建物の床材、コルクボードなど、比較的な身近な素材。独特の風合いがあり、何ともナチュラルで、温かみがある。車内を癒やしの空間へと誘う、この素材に注目してみた。

車内コーディネートの第一人者「ロブソンレザー」が、どこよりも先行して、このコルク材の利用に取り組んでいる

そもそもコルクは多孔性。

など、多くの特性を備えている。

「ロブソンレザー」では、コルクを特殊なシートに圧着して、インテリアメイクの素材として使えるようにしたものを『コルクレザー』とネーミングしている。
ちなみに使用するコルクは、ポルトガルから輸入した本物の天然コルクだ。

「コルクはブナ科の植物のコルク樫の樹皮を剥皮した天然素材です。非常に丈夫で耐久性もあり、『コルクレザー』に加工することで、ダッシュボードやピラー、センターコンソール、ドアの内張り、ルーフなどに、弊社が得意とする本革と組み合わせて、使えるようになりました。

コルクならではの自然なぬくもりと柔らかな明るさ、室内に何ともいえない“軽さ”をもたらしてくれる新しい素材として、可能性があると思っています」とロブソンレザーの中村代表は語る。
なお、価格的には本革やカーボンパネルなどよりは、何割か(2割程度?)リーズナブルになる模様。

軽さ、撥水性、吸音性、高摩擦係数などの特性を考えると、ラゲッジマットや、フロントシートの背面に『コルクレザー』を使用するのもいいかもしれない。

ただ、本革と違って、伸縮性は乏しいので、3D的な曲面の処理は今後の課題となっている。

最近増えている、木目調プリントのウッドパネルなどとは異なり、ホンモノの天然コルクで、しかも化学薬品フリーで作られた『コルクレザー』。ビニール、PVC(フェイクレザー=合成皮革)、本革、ウッドパネル、カーボンなどとは、ひと味もふた味も違う新素材といえるだろう。
ナチュラル派の人たちや、キャンピングカーユーザーなどのアウトドア派には、とくにおすすめできる製品だ。

ロブソンレザーでは、すでに試験的にコルクレザーを使ったインテリアのドレスアップを受注しているので、興味のある人は問い合わせてみてはどうだろうか。

 

ロブソンレザー
http://www.robson-leather.co.jp/

(レポート:藤田竜太)

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