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2台のゴルフGTIを所有し、うまく使い分ける20代のVWオーナー

世代の違う2台のGTIを愛でる若き園芸家

ホットハッチが好きで、9年前に購入したVWゴルフ5を今も家族で愛用。
そして昨年、仕事に精出す彼へのご褒美が、理想のゴルフ2との出会い。花とゴルフに囲まれた麗しい一家を取材してみた。

 

【VW GOLF5 GTI】

緑の里山を背景にそびえる大きな切妻屋根のロッジ。そんなリゾート感漂う店舗がVWゴルフオーナーの仕事場であり住居だ。周囲は畑と閑静な住宅街で、10分ほど走ると大阪と奈良を結ぶ第二阪奈の入口がある。
オーナーはそこからゴルフ2 GTIで3つの店をまわったり、ヴァナゴンや2tトラックを駆って花の配達や仕入れをこなす。ピンクの19インチを履いたゴルフ5 GTIは奥さんの足だ。
「花を扱う仕事柄、色にこだわってしまうんです。クルマもそうで、僕はピンクが好きな色なんですけど、ピンクでもいろいろありますよね。僕にとっての本当のピンクは、いま使ってあるピンクです(笑)」とはオーナー。

男性オーナーにピンクとはちょっと勇気がいるような気もするけれど、20代の彼には抵抗なんかない。それに日頃乗り回している奥さんは、こう話す。
「ピンクにしたあと、ミニの限定車で同じ配色のが出たんです。この色の普及にちょっぴり嬉しくなりました(笑)」
なるほど、調べてみると8年前に登場した「ミニ・ミーツ・サクラエディション・ニッポン」なる仕様には、黒のボディカラーにピンクのミラー。当時のオーナーのクルマはミラーとエンブレムがピンクだった。

ちなみに、ゴルフ5は、ドットラッピングしたヘッドライト、フォグランプカバーでフェイスを引き締め、 リアアンダースポイラーはマットブラックに。本国仕様のLEDテールはスモーク塗装後にリムーバーと綿棒で丸くクリアにし、エンブレムにもピンクの差し色を施工しているのもポイントだ。 なによりも足元の「ウェッズ・ヴィレンズ」はオーナーのこだわりでピンクに塗装。 その色はインテリアにも施される。

 

 

【VW GOLF2 GTI】

そんななか、ゴルフ5を長年乗っているうちにベーシックなゴルフ2がほしくなったというオーナー。
その頃、花の仕入れ先である場所の関係からプロショップ「ユーロマジック」に通っていたが、ある日デモカーとして完成したこのGTIと出会う。
「めっちゃきれいだなぁと一目惚れですよ。しかも、探していたのが赤で左ハンドルの3ドア車。もう必死になってユーロマジックに頼み込みました(苦笑)。オーバーフェンダーは迷いましたけど、ない方がシンプルできれいだと判断しました」。

すでに理想形になっていたので、自ら手を加えたのは『イレスト』のエンブレムのみ。奥さんはAT限定免許なので赤のゴルフ2は彼専用だ。かくしてこのGTIはひとり眺めてほくそ笑んだり、好天日の支店まわりに乗って息抜きという、オトコの趣味車の座に納まった。

さて、こちらのゴルフ2は、スラッシュカットした斜め出しマフラーでリアビューを引き立て。マフラー同様、ゴルフ2の現役時代を思わせるデコラインを施し、コクピットはステアリング交換とダッシュマットでシンプルに仕上げた。
メッシュのヘッドレストが今やレアで個性的。フロントにはブラックグリルとリップスポイラーを装着する。

ホイールは、美しいメッシュホイールは国産鍛造3ピース『Front line FLM02』。リアはセンターディスクをインナーリム側に固定する組み方でディープ感を演出した。

 

運も実力のうちというが、20代で見事なクルマの使い分けを実現している。
そんな彼をちょっぴり羨ましく思えたのであった。

 

ユーロマジック TEL06-6840-3269
http://www.euro-magic.com

 

(リポート:オートファッションimp編集部)

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