「ニュルブルクリンク24時間レース」で
SUBARU/STIを支えた国産鍛造ホイール
ドイツ「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」で、見事SP3Tクラスで優勝したのがスバルWRX STI。その舞台となったニュルブルクリンク北コースは、世界一過酷なサーキットの異名を持つ。その理由は激しいアップダウンと174個コーナーがマシンに縦横のGを与えるからだ。
そのように過酷なコースで行われた24時間のレースで『WRX STI』の走りを支えたのが、国産鍛造アルミホイール「BBS」だ。
ニュルブルクリンク北コースは、全長約20kmと長く、激しいアップダウンとタイトなコーナー、速いクルマでは最高速が300km/hにも到達する直線という、じつに過酷なコースレイアウトをもつサーキットだ。
しかも、路面は一般的なサーキットに比べるとμが低いにも関わらず、エスケープゾーンはほぼ皆無。「コースアウト=クラッシュ」といっても過言ではない。
そのような過酷なサーキットで毎年開催されているのが「ニュルブルクリンク24時間レース」だ。
このレースに、2008年より参戦する『スバルSTI』は、今年のマシン『WRX STI』は昨年の正常進化版で、空力改善、熱対策、エンジンのドライバビリティ向上などが行なわれた。
それらによって生み出されたパワーを路面に伝えるのはタイヤ。そして、そのタイヤを支えるのがホイールである。初参戦以来、『SUBARU STI』のマシンにはBBS製が採用されている。これまで、ホイールが原因となるトラブルはゼロ。
「ニュルのような過酷な条件ではホイールに対する要求も厳しいです。そんな条件下でもBBSは機能/信頼性ともにレベルが高く、必然的に選択しています」と、辰己英治監督も絶大な信頼を寄せる。
ホイールには「軽さ」と「剛性」が重要となるが、それを高いレベルで両立させる製造法が、日本刀の製作工程にも採用される「鍛造」だ。
ただし、ひと口に鍛造と言ってもいろいろとあり、製造工程での数多くのノウハウや経験も重要。BBSの鍛造には熟練の職人による数多くのノウハウが注ぎ込まれているため、仮に違うメーカーがBBSと同じ機械、同じ製法を用いたとしても、同じ性能にはならないのだという。
また、このレースには「ファルケン」がBMW M6 GT3とポルシェ911 GT3 Rで参戦。
さらにトヨタもレクサス LCを投入。これらのマシンにもBBS製ホイールが採用されている。
今回のニュルブルクリンク24時間レースを『WRX STI』闘ったドライバーの山内英樹/井口卓人選手は、「BBSホイールは限界まで裏切らないのでギリギリまで攻めていけます。その差は路面環境が悪くなればなるほどわかります。それはレーシングカーだけでなく市販車でも誰でもわかるレベルです」と語る。
ちなみに、この『WRX STI』ニュルブルクリンク用マシンが装着したBBS製ホイールをイメージさせるのが『RE-V』ホイール。カラーは、マッドグレイ(MGR)/ダイヤモンドブラック(DB)/ダイヤモンドシルバー(DS)をラインアップする。
伸びやかなVスポークデザインを採用することで、スポーツ性に加えプレミアム感もプラス。独自の三次元切削による軽量化は、運動性能向上に寄与する上に、大容量キャリパー対応というのも嬉しいポイントだ。
BBS『RE-V』
サイズ:18×7.5J〜19×10.0J
価格(税別):¥97,500〜133,000
BBSジャパン https://bbs-japan.co.jp/