物足りないをカバーして楽しむ
JB23型 “街ジムニー”の遊び方
2018年7月、いよいよスズキ・ジムニーがフルモデルチェンジされる。つまり、3代目ジムニー(JB23)が新車で買えるのは残りわずかとなり、20年の歴史にその幕を閉じることになるのだ。
このJB23型は、すでに2月に生産中止を発表。しかし、少なからず在庫は残っているそうなので、3代目ジムニーのお得な買い方や専門店について紹介したい。
また、同時にエクステリア&インテリアも個性的に仕上げたい。というわけで、取材に協力してくれたジムニー専門店「ピストンウイッツ」のコンプリートカーについて触れていこう。
まずは、3代目ジムニーについて「ピストンウィッツ」の江頭サンはこう語る。
「生産が終了したとは言え、現時点で新車が手に入ります。逆にJB23型が欲しいという駆け込み需要が増えていますね。我々も新型には期待していますが、最後の3代目を楽しみたいという方は意外と多いのです。カリカリなチューニングではなく、オンロードでの快適性を兼ねたライトな”街ジムニー”が人気ですね」。
そのほとんどが同店での新車コンプリートを購入するそうだ。傾向から分かるとおり、”イジる”を前提とした場合、買ってからカスタムするより、ジムニー専門店でコンプリートカー購入するのがオトクになることも。車両の購入やメンテナンスなど、ジムニー専門店の存在は心強いと言えるだろう。
では、どのような”街ジムニー”がオススメなのか、外装と内装にわけて紹介したい。
【EXTERIOR】
アプローチアングルを稼ぐ外観カスタム
バンパーが薄いほうがアプローチアングルが大きくなり、障害物などを乗り越えるときに有利になる。まさにジムニー”イジり”の真髄といえるポイントだろう。
ジムニー用のアフターパーツとしてさまざまなデザインが用意されている。特にフロント&リアバンパーは豊富に設定されているので、個性的なフォルムを楽しむのもアリだ。
薄いバンパーに交換したときなどに効果的なのが、スキッドプレート。視覚的なオフロード感を高めるだけでなく、フロントまわりをダメージから救ってくれる。
「ピストンウィッツ」のデモカーにも装着されるオリジナルのフェイスキット。パネル類、ランプ類一式のセット価格は13万8240円(税込)。
売れ筋のひとつでオススメなのが、背面スペアタイヤに被せるタイヤカバー。純正カバーよりも愛嬌があって親近感がわく。
実用を兼ね、オフロードルックをつくり出すのにも効果的な牽引フック。フレームやスキッドプレートに装着するものなど多数ある。
【INTERIOR】
機能重視の硬派なインテリアメイク
オフロードがメインならば競技テイストに仕上げるのもアリだが、今回のテーマとなる”街ジムニー”では実用と快適をスポイルさせるワケにはいかない。
そこでインテリアの要となるのがスポーツシート。ジムニーで人気なのは『レカロ』とのこと。
デモカーには運転席&助手席に『レカロ』のシートを搭載。運転席にはスポーティな”Sportster”、助手席にはコンフォートな”LX-F”をセレクトなど、乗員に配慮したシート選びがいいだろう。
ジムニーに多発するジャダーを解消するには?
“シミー現象”とも呼ばれている。これは、ジムニーのような4WD特有のリジッドサスペンション形状に見られる、ナックル周辺のヘタリやベアリングの破損によって、タイヤが「ガタガタ、ブルブル」と震え出すトラブルのこと。
ピストンの江頭サンいわく「ストッパーで改善されればラッキーですが、ジムニー専門店としては原因を突き止めて、根本的に修理することをオススメしています」。
今回の取材に協力してくれたのが、兵庫県宝塚市にあるジムニー専門店「ピストンウィッツ」。
一般整備・修理・ドレスアップ&チューニングも任せて安心の認証工場で、コンプリートカー販売にも力を入れる。千葉県野田市にも系列ショップ「ピストンウィライズ」を構える。
ピストン ウイッツ TEL0797-83-6633
http://www.witz.co.jp/piston/