カンタンに手に入る100馬力の世界、
“HA36″だから走りも楽しめる♪
スズキを代表する軽自動車、アルト。
なかでも最もホットなモデルとして人気を集めるのが「アルトワークス(HA36)」だ。デビューから3年以上、チューニングも熟成の域となり、いまや100psオーバーもアタリマエなんだとか。そんなHA36のチューニングは、ショップやメーカーによって内容はさまざまなのだが、共通のキーワードだったのがタービン交換。
今回、『KCテクニカ』、『キャドカーズ』、『ニュース』、『アールズ』と、アルトワークス・チューニング界を代表するデモカー4台を紹介。そのチューニング内容とインプレッションをまとめてみた。
【KC TECHNICA ALTO WORKS(5MT)】
RHB31改タービンでアルトワークスレースを席巻
アルトワークスレースで速さと強さをライバルに見せつけ、一時代を築き上げた「KCテクニカ」。
同社にラインナップされるIHI製「RHB31改 GTスポーツタービン」をワンオフでマッチング。前例のないところからのタービン交換にも関わらず、111psを達成した。ユーザー向けには、専用インテークパイプ、アウトレット、ガスケット類をセットにし、無加工で取り付け可能なキット販売を開始。新開発のチューニングECUと組み合わせることで、デモカー同等のパワーを獲得できるようになっている。
インプレッション!!
さすがはチューニングターボとして存在するタービン、RHB31。純正改よりも当然ながらパンチがある。
ターボラグとまでは感じないが、パワーバンドに乗ってからのモリモリとついてくるパワー感は爽快そのもの。ターボらしさを強く主張する一台だった。
KC TECHNICA HA36S ALTO WORKS | |
タービン | KCテクニカスポーツタービンキット |
インタークーラー | KCテクニカ |
CPU | KCチューニングECU(書き換え) |
冷却 | KCテクニカラジエター、オイルクーラー |
吸気 | KCテクニカ パワーMAX RS |
排気 | KCテクニカ GTマフラー |
タイヤ | ゼスティノ(165/55-15) |
ホイール | レイズ TE37 SONIC(15inch) |
サスペンション | KCテクニカシャトルGTS |
ブレーキ | KCテクニカGTブレーキパッド |
【CAD CARS ALTO WORKS(5AGS)】
セントラルサーキット最速”36100max”キャドチューン
HA36アルトワークス(ターボRS)の85ps仕様”3685メニュー”を展開する「キャドカーズ」。
ライバルが純正ECU書き換えをプッシュするなか、サブコンの「HKS F-CON iS」とEVC(ブーストコントローラー)で、純正ECU書き換えではカバー仕切れない領域を緻密にマッピング。上質な出力特性が特徴だ。
そして、フラッシュエディターの登場以降、サブコンを組み合わせた”max”へと進化。逆にサブコンでは手の届かない範囲をフラッシュエディターが受け持つ究極の制御が完成した。
この”36100max”は純正タービンの”3685″からのステップアップで、100psに対応する36100タービンを搭載したメニューのこと。
インプレッション!!
2ペダルでも100psを可能にする、唯一のAGS車(オートギアシフト)。そのため、100psの加速をアクセル踏みっぱで自動シフトアップしてくれるハイテクぶりには感動。
例えるなら自動車メーカーがつくる100馬力のような、上質かつ平均点の高さを感じた。
CAD CARS HA36S ALTO WORKS(5AGS) | |
タービン | 36100タービン |
燃料 | 36100燃料ポンプ+リターン |
インタークーラー | モンスター |
CPU | HKS F-CON iS、フラッシュエディター |
冷却 | トラストオイルクーラー |
吸気 | CAD CARS オリジナル |
排気 | CAD CARS 和泉管 |
タイヤ | DL ディレッツァZⅢ(165/55-15) |
ホイール | エンケイ(15inch) |
サスペンション | HKS |
ブレーキ | エンドレス |