ノーズを出すだけで歩道を走る自転車を確認
フロントにもリヤにも使える広角カメラ
水平画角180°の広角レンズがワイドな視野角を実現するのが「データシステム」の『マルチVIEW(ビュー)カメラ』だ。
1つのカメラで6パターンの映像を映し出せるので、フロント用としてもリヤ用としても使える。しかも手元のスイッチで画像切り替え(角度などが変化する)が簡単に行えるので、必要とする情報をモニターで確認できるというわけだ。
見通しの悪い交差点への進入や後進(バック)するなど、目視だけでは確認できないいわゆる「死角」は多々存在する。
とくに下の写真のように見通しの悪い交差点では、クルマを前進させたら歩道を走行する自転車が急に現れてヒヤッとした経験のある人も多いことだろう。
「データシステム」の『マルチVIEW(ビュー)カメラ』は、水平画角180度、垂直画角120度という広角カメラなので、運転席からの死角を低減して事故発生を抑制することができる。さらにカメラは6層ガラスレンズを採用することで、広角タイプながらもレンズ特有の歪みを修正。樹脂レンズのような経年劣化による白濁して視界が悪くなるようなことも少ないというのも特徴だ。
またカメラの取り付け角度や高さ、さらには奥行きまで調整できるマルチステーによって、フロント用やリヤ用として、さまざまな車種のボディ形状に対応できるようになっている。
では改めて『マルチVIEW(ビュー)カメラ』が映し出せる6つの映像パターンをチェックしてみよう。
これらの切り替えは、車内に設置するスイッチで簡単に行える。
●スーパーワイドビュー
歪みをあまり感じさせないが広い視界を確保。車体前部に装着すれば見通しの悪い交差点でも、ノーズを少し前に出すだけで歩道の様子も確認できる。
●トップビュー
真上に近い視界。フロント用としてもリヤ用としても使用可能で、バンパーの縁を画面に映り込ませることでギリギリまで障害物までクルマを接近させることができる。
●コーナービュー
車両の左右状況をシッカリと映し出す。万一、歩道を走行してきた自転車がいても早期に発見できるので、見通しの悪い路地から出るときには便利。安全運転支援にもなる。
●ノーマルビュー
左右の視野は若干狭くなるが、純正リヤカメラに慣れた人には距離感が把握しやすいアングル。リヤ用として使用するときは鏡面表示もできる。障害物の手前でトップビューに切り替えるのもアリだ。
●スーパーワイドビュー+コーナービュー
●スーパーワイドビュー+トップビュー
2種類の画面を組み合わせることで、画面切り替えといった煩わしさもなくスムースかつ情報量も豊富で安全運転を支援できる。
カメラをフロントに装着するかリヤに装着するかは、ユーザーの自動車環境によるだろう。
例えば、車庫前の左右の見通しが悪いならフロント。バックで進入する車庫で自転車などが後方に置いてあるならリヤといった感じだ。もちろん、前後に『マルチVIEW(ビュー)カメラ』を装着するのもアリ。
最大4台のカメラの切り替えを実現する『カメラマルチスプリッター』で制御すれば、モニターの映像で死角を完全カバーすることも可能だろう。
マルチVIEWカメラ
MVC811
データシステム https://www.datasystem.co.jp/