ジムニー&ジムニーシエラに大径タイヤ装着
リフトアップスタイルをエヌズステージが提案
岩手県盛岡市でスズキ・ジムニーのカスタマイズを得意とする「エヌズステージ(N’s STAGE)」が、本日7月5日に発売されたばかりの新型ジムニーにサスペンションやタイヤ&ホイールを装着して初披露した。
おそらく日本最速のアゲ系ドレスアップされた新型ジムニーは、同店が長年培ってきたジムニー・カスタマイズ・ユーザーの心をしっかりと捉えた提案といえるだろう。
1970年に軽自動車で唯一の四輪駆動車(当時)として登場したスズキ・ジムニーは、7月5日に発表された今回の新型モデルで4代目となる。
昨今のブームで増えてきたSUVとは異なり、新型ジムニーはヘビーデューティユーザーにも受け入れられるクロカン4WDテイストを色濃く残しつつ、衝突安全性能など現代の技術を取り込んでいる。
そのような新型ジムニーをいち早くドレスアップしてお披露目したのがスズキアリーナ店の「N’s STAGE(エヌズステージ)」だ。創業40年という同店は、国産・輸入車を扱う総合ディーラー。そして、カスタム系イベントなどでは、ジムニーのドレスアップショップとしても有名な一面をもっている。
下の写真は日本自動車大学校(NATS)とともに製作したキャタピラーのジムニーのカスタマイズモデル。
今回お披露目されたのは新型のジムニー(軽自動車)とジムニーシエラ(登録車1.5Lエンジン)のドレスアップカー。
ジムニーには、ジムニー系の老舗パーツメーカー「タニグチ」の試作3インチアップスプリングを装着。ショックアブソーバは、N’s STAGEオリジナルの減衰力14段調整式を組み合わせている。
タイヤは「トーヨー」の『オープンカントリーR/T』と、アクティブな印象を放つオフロードタイヤを採用。サイズは185/80R16と純正サイズ(175/80R16)より外径を34mmも大きくしている。
これに組み合わせるホイールは、「RAYS」製の鍛造ホイール『A・LAP-J』で、サイズは16×5.5J・インセット22をセットした。
ホイールハウス内に余裕があるジムニーゆえ、大径タイヤをラクに装着できるうえにリフトアップサスペンションとの相乗効果で、安定感のあるフォルムを実現。
このようなパーツチョイスによる完成度の高いドレスアップが実現するのは、ジムニー・カスタマイズで豊富なノウハウを持つ「N’s STAGE」ならではといえるだろう。
また、内装は同店のコンプリートカー『フィッシングマスター』仕様に仕立てられ、SOULSシートカバーや釣り竿を天井に吊るロッドホルダー、トランクトレーが採用されている。
いずれも”釣り”が趣味という矢羽々代表のこだわりが込められ、シートカバーは防水性能を備えるなど釣り人の立場にたって考案された仕様になっていた。
一方、ジムニーシエラは、「BFグッドリッチ」のオールテーレンタイヤを装着。サイズは純正の195/80R15から235/70R16と大幅にアップ。外径は実に42mmも大径化されている。
今後「N’s STAGE」としては、大径タイヤに合わせオーバーフェンダーなどを開発するという。
このほか、新型ジムニーへの搭載を前提にしたR06A型エンジン(アルトワークス用)もお披露目された。もともとFF(前輪駆動車)用エンジンゆえ横置き設計されているものを縦置き仕様に変更し、インテーク、エキゾースト、インタークーラーなど「トライフォース」が製作している。
JB23型のドレスアップもまだまだ熱い!
先代モデルとなるJB23型や、J43型のドレスアップも人気が高い。
「ファッドスター(TEL0187-66-6996)」ではフロントバンパー(¥63,000)、リアバンパー(¥60,000)、オーバーフェンダー(¥60,000)のほか、ラジエータグリル(¥38,000)やボンネット(¥78,000)もラインアップ(すべてFRP製で価格は税別)。ボンネットは、ジムニーおよびジムニーシエラに対応で、ダクトからの冷却風はエアクリーナーの位置に合わせ(ジムニーは右側、ジムニーシエラは左側)送られるようになっている。さらにインタークーラーをエンジン上部に持つジムニー用として、ボンネット裏側中央にダクトが設けられている(写真はシエラに装着してるためダクトの穴が開いていない)。
「新型ジムニー登場で、従来からのファンだけでなく新たなユーザー層も期待できます、その証拠にすでに受注台数は4000台くらいあると聴いています」とN’s STAGE矢羽々代表は語る。
新型ジムニーは、本格的なオフロード用カスタマイズだけでなくアゲ系などアーバンドレスアップなど幅広い楽しみ方ができる素材となることは間違いないだろう。
N’s STAGE TEL019-632-6222
http://ns-stage.jp/