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サーキット走行における「上手なブレーキング術とは?」

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ライバルと駆け引きするためのブレーキング

3つ目の「前車を追い越すためのブレーキ」は、これまでのようなサーキット走行における基本技術として習得しておきたいブレーキではなく、レースで順位を上げるためのブレーキ術。
レース中、僅差でライバルと競っているような場合は、ブレーキ性能が高いクルマのほうが前に出られる可能性が高まる。
レースでは、加速性能やコーナリング性能に長けていればラクに展開できるかもしれないが、ブレーキをおろそかにすると、それが仇となってライバルに負けてしまう可能性も。
前車をパッシングするための上手いブレーキの踏み方の正解は、おそらくない。相手あってのことなので、その場の「判断」やどこで仕掛けるかという「レース戦略」のなかで、十分なブレーキ性能を発揮できるように準備しておくことが重要なのかもしれない。
それから、サーキット走行する上で重要になってくるのが”ブレーキ性能”。
初心者向けに解説すると、どのメーカーのラインアップにもブレーキパッドにはいくつかの種類があるが、まずは“適正温度”に着目してほしい。
ブレーキパッドの大きい分け方として、必ずどのメーカーも“適正温度”を基準にしているからだ。
そもそもブレーキとは運動エネルギーを熱エネルギーに変換することで制動力を発生。なので、その熱容量の範囲を超えない(もしくは下まわらない)ように、“適正温度”に合わせたブレーキパッドがつくられているというワケだ。

 

ブレーキパッドで重要な「適正温度」

とあるメーカーのパッドが、ストリート用、走行会用、レース用と分けられているとしよう。
一見すると「初心者向け」、「上級者向け」のような分類になっているが、そうではなく基準はあくまでも走行シーンに見合った“適正温度”。従ってサーキット走行を行なう場合、「初心者だからストリート用で十分だよ!」は大きな間違い。上手いとか下手とかはパッド選びには無関係なのだ。

すなわち、ブレーキメーカーが定める“適正温度”で分けられたパッドを、走る場所に合わせてチョイスするのが正解ということ。最後に、サーキットを走るならば「ブレーキフルード」も沸点やDOTという規格を参考にしつつ、適正なものに交換しておこう。

 

(レポート:岡田幸一)

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