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【LSD】クルマの走りを激変させる駆動系セッティングの重要ポイント

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【L.S.Dの機能とポイント】

サイドギヤ
クロスシャフトと一体化されているサイドギヤ。鍛造で強くコンパクトに作られ多くのプレートを装着することができる

プレッシャーリング
角度の違う山が刻まれており、クロスシャフトを隣接する別の山に組み替えるだけで簡単に効き方を変えられる

フリクションプレート
ケースサイズによって異なるが、どの厚さのプレートをどの順番で組むかで効かせ方が変わるLSDの核となる部品だ。

クロスシャフト
このシャフト形状と隣接した金属プレートの角度(カム角)によって、作動タイミングと効きを調整することができる。

RSスプリング
『タイプRS』とハイブリッドデフに採用されるスプリング。最大で12本を挿入でき、その本数で圧着力が調整できる。

【L.S.Dの誤った迷信】

その1.L.S.Dは運転が上手くなってから?
見えない箇所であり決して安価ではないため、装着が後回しになってしまいがちなL.S.D。しかし車両の動きがリニアに把握できるため、むしろビギナーにこそオススメ。AWDなら、リアだけでも交換したい。ウエット路面での安定感や高速道路でのふらつきが減ることの安心感は大きい。降雪地ならそのメリットをより享受できるはずだ。

その2. 定期的なO/Hは必要!?
キャロッセによれば、通常の使用環境であれば4〜5年はメンテンスフリーだというL.S.D。とはいえケースサイズにもよるが10数枚のプレートが常に圧着している内部は、経年による摩耗で圧着力が落ちてくる。それがオーバーホールのタイミングと言えるが、前のめりに考えるならそこで同時にセッティング変更できる好機だ。

その3. プレートの枚数でL.S.Dの効きが決まる?
厚さ1.5mm程度のプレートが複数枚使われているL.S.D。わずかな厚みの差を計算しながら組み込み、かつ外爪、内爪の2種類の形状を組む順番でも効きが変わる。カム角やクロスシャフト形状まで含めると、セッティング幅は無限。蓄積されたノウハウと直結するので、プロショップに好みを伝え委ねたほうが無難かつ的確だ。

L.S.Dはとにかく奥が深い

クルマの特性、オーナーの走り方などさまざまな要素でセッティングが変わってくるL.S.D。キャロッセ営業部 部長・柳澤宏至さん曰く
「セッティング次第で自分好みの走りが可能になるのがL.S.Dです。装着したことがきっかけで、もっと走りが楽しめるようになります!」という。
まだL.S.Dを装着していないというオーナーは、是非ともこの機会に装着して、L.S.Dの持つ機能をじっくりと味わっていただきたい!

 

キャロッセ TEL027-352-3578
https://www.cusco.co.jp

 

(レポート:スバルマガジン編集部)

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  • CUSCCO、L.S.D、リミテッドスリップデフ
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