Q.5 LEDバルブに放熱性はなぜ必要?
A 熱とともに照度が暗くなっていくためです
ヘッドライト用のLEDバルブはかなりの明るさが必要なため、発熱性も高い。
時間が経過すればするほど熱によって輝度が下がってくるため、放熱するためのヒートシンクや冷却ファンなどが必要となる。放熱性が悪ければ、点灯時は明るくても5〜10分程度で暗くなっていくという。これではヘッドライトとしての実用性は×だ。すなわち、しっかりと放熱できるバルブ構造なのかを見極めたいところ。
Q.6 商品のスペックはなにを見るべき?
A 消費電力とルーメン値のバランスが重要
「消費電力28Wで片側2500ルーメンが適正値」とIPFは考える。
1Wあたり100ルーメンを超える数値が表記される場合は、放熱性が追い付かずすぐ暗くなるか、そもそも表示自体がデタラメの可能性も。購入後は片側だけ車両に装着し、2m離れた壁に向けて照射。片側の純正カットラインと同じようなラインが出るかで精度を確認することができる。
Q.7 購入時の注意点は?
A 対応車種を調べておきましょう
純正バルブと同じ口金形状だからといって、どの車種にも装着できるわけではない。
LEDバルブはヒートシンクやファンなどが備わる分、ハロゲンバルブよりも後端部分が大きく、奥行き次第では取り付けできないことも。バルブ形状だけでなく、メーカーの適合表で確かめよう。
純正品を含め、信頼のおける製品を数多く展開するIPF。車内に計測設備などを備えるなど、ユーザー想いかつ高精度な商品の開発がモットー。
IPF/市川哲弘サン
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