レース観戦&走行会で知っておくべき
10種類におよぶフラッグの意味
モータースポーツの世界では、コース上を走行するドライバーに対してコースの状況を伝える手段としてフラッグが使われている。
最も有名なのはチェッカーフラッグで、ゴールするシーンで見た人は多いはず。このチェッカーフラッグは通称であり、正しい名称は「白黒格子旗」。ご存知のように決勝レースの終了を意味するほか、予選や練習走行のセッション終了時でも使用されている。もし見落としてしまって再度チェッカーを受けてしまうと違反に。”ダブルチェッカー”となり、ペナルティを受けなければならないのだ。
すなわち、レーシングドライバーは持ち前の動体視力を生かし、即座にレースの状況を判断。素早くメッセージを把握し、適切な対応をしているのである。じつに、サーキットで主に使用されるフラッグは「白黒格子旗」を除いて9種類。それぞれにどんな意味があるのだろうか。
今回は、そんなレースフラッグの意味について迫ってみた。
【黄旗】
その区間は追い越し禁止となり、2本振られている場合は、徐行・停止の用意をしなくてはいけない。
【緑旗】
【黄と赤の縦縞旗】
【青旗】
また、周回遅れにされようとしている場合など、後続車に対して進路を譲るように指示する際にも使用される。
【白旗】
マシントラブルなどによって低速走行を余儀なくされた車両がコース上を走行。また、マーシャルカーや救急車などが走行中の際でも提示される。
【赤旗】
【黒旗】
【黒地にオレンジ玉の旗】
ゼッケンが書かれたサインボードとともに提示され、その該当車両は早急にピットインしなくてはいけない。
【黒と白と二分旗】
FIA直系のカテゴリーのみで使用され、稀にしか見ることのできないフラッグ。しかし、SUPER GTといった2カテゴリーが混走するレースでは見かけることもある。
(ちんサブ)