助成金での自動車購入は250万円まで
保証人ありで8年(90回)が無金利
助成金については、福祉車両を買う方が対象となるというよりも、身体障害者手帳や愛の手帳(療育手帳)を取得している方が対象となる場合が多くなっています。
しかし、場合によっては手帳の有無の関係なく助成金が発生する場合もありますので、詳しくは各自治体の福祉担当課に相談するといいでしょう。
助成が行われることが多いのは「購入金の貸付制度」、「運転免許取得のための貸付制度」、「運転免許取得の助成」、「福祉車両への改造費の助成」などです。
厚生労働省の資料によると、障がい者用自動車の購入に必要な経費の貸付については、上限金額は250万円、償還期間は8年となっています。
原則は保証人が必要で、保証人が付く場合には金利はゼロです。
保証人がなくても貸付を受けることができますが、その場合は金利も年1.5%と低くなっています。
一般的な金利年3%で250万円のローンを8年(96回)で組んだとき、総支払い額は281万5104円となります。金利ゼロとの差額は31万5104円もあるので、その恩恵はかなり大きなものとなるでしょう。
運転免許取得の助成は自治体によって異なります。
同一の自治体でも住民税の税額などによって助成を受けられる金額が異なる場合もあります。さらに、自治体によっては技能講習の費用のみに限っている場合や、入所費や学科教習費も含んでいる場合などもあります。
そのほかに駐車禁止規定の適用除外が受けられたり、有料道路の通行料金割引、駐車料金の割引、カーフェリー料金の割引、レンタカー料金の割引などが受けられます。
最初にも書きましたが、自治体によって助成制度が異なりますので、まずは福祉担当課にて確認することが大切です。
とくに教習費用などは、申請時期などの規定も異なるので、必ず教習所に通う前(入所手続き前)に相談しておくことが大切です。