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若きオーナーが1972年式キャリイを鮮やかなパステルピンクを纏わせ復活させる

1年放置で朽ちていくほどの旧車を
奥様好みのボディ&ホイールカラーで味付け

日本が世界に誇る自動車の規格、軽自動車。いま、ここに360cc〜550ccの古き良き”旧軽”オーナーが集う『U550旧軽協同組合』メンバーの愛車「スズキ・キャリイ」がある。
旧車乗りとしては若手のオーナーは、昭和53年式のローレルと48年式ハイゼットも所有するほど旧車好き。
「ハイゼットの車検が残り少なくなり、通すか乗り換えるかで考えていました。そんな時に見ていたオークションにキャリイが出ていました」と、このスズキ・キャリイを入手した経緯を語ってくれました。思っていたより価格は安く、しかも出品者がご近所だったことから、購入を選択したそうです。

「このキャリイは1年前まで実働車でしたが、車検切れから先方の都合上、雨ざらし保管に。その期間でかなり錆びちゃってましたね」。
手間暇&できれば室内保管しないと朽ちていく旧車。復活させるには全塗装が必須だったといいます。
「購入に関して、妻から“色は私が決める。パステルピンクにするならば買っていいよ”と言ってもらいました(笑)」と、最も難関だった購入に関する問題はクリア。ボディ以外のバンパーやグリルまわりはボディと調和のとれたグレーにペイントして仕上げていったのです。

ちなみに先述にもある通り、「車検or乗り換え」で悩んでいたのにも関わらず、1台追加の3台となってしまうことに。これには奥様の目が気になっているのか、「ハイゼットはまだ手元にありますが、近々手放すと思います」だそうです。

 

フロントバンパーやグリルまわりはボディ色のパステルピンクに合うよう、締まったイメージを印象付けるグレーにペイント。また、リアの丸テールは一見すれば社外風だが、フェンダーやバンパー含めて外装はほぼストックの状態をキープしている。

 

スズキ・フロンテ用のホイールはワイド加工して装着。タイヤ&ツラ合わせをしたリム幅は、フロント4.5J程度、リア5.5J程度と若干アバウト。リムは内側をグレー、アウターをパステルピンクにコーデ済み。

 

インパネまわりは大理石風というか、じつは木目が褪せた感じ。「シートの破れやヤレが酷いので、今後は内装をキレイにしていきたいです」。

 

ハンドルカバーは、ミニカ乗りの組合長から車両購入の祝いとして頂いたもの。当時物というから価値ある逸品だ。

 

スズキ キャリイ(L40/1972年式)

EXTERIOR
●フロントグリル・バンパー:ペイント ●ペイント:オリジナル

FOOTWORK
●ホイール:ワイド加工(F4.5J×10in/R5.5J×10in) ●タイヤ:ダンロップ SP10 F/R145-10in ●足まわり:F純正加工、Rリーフ組み換え

SHOP●橙蛙屋工房

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