誤発進を防止したり、逆走を検知したり……、
万が一を軽減するためのサポートグッズ
高齢者による交通事故の問題がよく報じられる昨今。
衰えを感じるわけではないが、年齢的に心配もある…という声もよく聞かれます。まだ大丈夫と感じる方こそ、大丈夫なうちにしっかり備えをすることも大切。
今回は、シニアドライバーやそのご家族におすすめな、後付けできる安心アイテムをご紹介します。
踏み間違いによる”急発進”を防止する
ニュースなどで報じられているのが、アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故。そんな中、後付けできる「急発進防止装置」が、大ヒット商品となっています。
ブレーキと間違えて、アクセルを強く踏み込んでしまった時に、それを検知して誤発進を防止してくれるというスグレモノ。
さらにアクセルとブレーキを同時に踏んでも、ブレーキを優先するという機能も搭載しています。
【過去記事】ペダルの踏み間違い事故を抑制する後付け「急発進抑制システム」【動画】
追突や居眠りを防止する後付け警報装置
その他にも、安全運転をサポートしてくれる後付けの機器は様々あります。
例えば、レーザーで前のクルマとの距離を測って、近づきすぎたり発進遅れをすると、警報を出してくれるもの。
【過去記事】「前車との接近&発進の遅れをアラートする」後付け運転支援システム
さらにカメラがドライバーの顔を認識し、わき見運転や居眠り運転をしてしまった場合にブザー音で警告してくれるものも。電源はシガーソケットから取れるので取り付けもラクですね。
思わぬ油断からの事故を未然に防ぐための装置で、安全を強化してみてはいかがでしょうか。
【過去記事】脇見&居眠り運転をブザーで警告し、事故防止をサポートする
逆走や交通違反を防ぐサポート機能付きナビ
カーライフには欠かせない装備となったカーナビ。大きな画面、シンプルな操作などにこだわって選ぶと、シニアドライバーにも使いやすいと言われています。
さらに最新のナビには、逆走にアラートを出してくれたり、速度制限や一時停止などを案内して交通違反を予防してくれる機能がついているものが多くあります。
【参考ホームページ】Panasonic・ネガドライブに陥らないための予防法
また昨今は音声認識の技術が進化して、ほとんどの操作を声でできるモデルも発売されているので、操作面が不安な方にオススメです。
【過去記事】「2018 ビッグ X シリーズ」進化したボイスタッチを搭載して登場
運転中にナビを操作しないことをよく確認し合い、高齢者もご家族も使いやすいモデルを探してみるといいかもしれませんね。
死角を減らし安全運転をサポートする補助ミラー
シニアになって駐車やスムーズ車線変更が苦手になった…という声も聞かれます。
そんな時に便利なのが、後付けの補助ミラーです。斜め後方を映し出して車線変更を助けるものや、駐車をサポートしてくれるもの、ルームミラーの上に取り付けるワイドなものなど、様々なミラーが販売されています。
ほとんどのミラーは価格も安く、取り付けも簡単。手軽に運転のスムーズ感を高めてくれる便利なアイテムです。
【参考ホームページ】ナポレックス・補助ミラー一覧
クッションで体を効率的にサポート
高齢者でなくとも、フィジカルな疲れが溜まれば、注意力は散漫になるものです。そこで、シートに置くクッションで運転姿勢や座り心地などを調節することにより、運転中の負担を軽くしてみるのもおすすめです。
肩周りから太ももまで、セミバケットシートのようにサポートしてくれるゴージャスなクッションや、長距離ドライブにぴったりの腰をサポートするモデルなどがあります。
【過去記事】「疲労軽減と回復」を両立する魔法のようなクッション
【過去記事】抜群のフィット感とドレスアップ性を両立したシートクッション
このように用途やお悩みに合わせて、多種多様な商品が販売されています。「自分仕様」のコクピットを工夫するのも楽しいのではないでしょうか。
あんしんの運転を見守るサポートアプリ
保険各社などからリリースされているのが、運転のログを取って、自分の運転特性や得意不得意を診断したり、家族とそれを共有することができるアプリやサービスです。
【参考ホームページ】アクサダイレクト YouDriveアプリ
【参考ホームページ】安心運転見守りサービス Ever Drive
自分の運転を客観視することで、注意点を改めて確認することができるのがうれしいところ。
またご家族と高齢者の間で、運転についての話し合いがうまくいかないという事例もよく聞かれます。データをもとにしっかりと見守り、診断することで、今後について話し合う良いきっかけになるかもしれません。
もちろん本人やご家族が明らかな問題を感じている場合には、運転を止めることが何より大切です。
でもドライバーは皆、できることなら長く健全にドライブを楽しみたいものですよね。
先進機能がフル搭載された車種に乗り換えるのが一番ではありますが、そうもいかない場合には、後付け機器を活用して、愛車をバージョンアップさせてみてはいかがでしょうか。