新工法が生む圧倒的大口径感を
美しく履きこなしたい
繊細なディテールと大胆な造形が見る者を魅了する「レイズ」の鋳造ホイールシリーズ『ホムラ』。細身のデュアルスポークをアイデンティティとして、プレミアムなデザインが欧州車を中心に人気を博している。
同シリーズの新作となる『2×7TW』は、その名の通り薄くシェイプされた二対のスポークを7つ組み合わせるというホムラの基本デザインをベースに、交点で捻りを加えてセンターへと落とし込んでいる。
二対のスポークを分解すると片方は偏芯させながら直線的に、もう一方は大きく屈折させ、小文字の「y」を描くように配置。コンケーブしたディスク面と強い捻りにより躍動感に溢れるデザインとなり、サイズを超えるインパクトを獲得している。
大径感を印象づける仕掛けはまだある。
デザイン面の開口部に通常なら存在するウェルと呼ばれる段差をRCFスピニングリバースという新工法でなくすことに成功。リムの奥をすっきり薄くデザインすることが可能となり、大開口を実現したのだ。
均一に素材を伸ばしていくことができるこの新工法、ルックスだけでなくホイールに重要な軽量化や真円度にも貢献しているという。
技術的に新たなトライを行いながら、デザインにも落とし込んでいるのがいかにもレイズの作品らしい。
圧倒的な大口径感を武器に、インパクトある足元を演出する2×7TW。止まっているクルマがゆっくりと動き出すようなシーンを想像してしまう。そんな動感あるホイールだ。
レイズ https://www.rayswheels.co.jp