山本/バトン組がランキングトップをキープ。
白熱のタイトル争いはいよいよ最終戦へ
10月21日、大分県日田市のオートポリスにて2018 AUTOBACS SUPER GTシリーズ第7戦「AUTOPOLIS GT 300km RACE」の決勝レースが行なわれた。
GT500クラスは、予選5番手からスタートした『No.1 KeePer TOM’S LC500(平川亮/ニック・キャシディ)』が着実にポジションアップ。昨年のチャンピオンの意地を見せつけ、レース終盤にトップを勝ち取って見事な優勝を果たした。
2位には『No.36 au TOM’S LC500(中嶋一貴/関口雄飛)』が入り、レクサス勢がワン・ツーフィニッシュ。3位は『No.19 WedsSport ADVAN LC500(国本雄資/山下健太)』、4位は『No.38 ZENT CERUMO LC500(立川祐路/石浦宏明)』が続き、なんとLC500が上位4位を独占する結果となった。
また、予選で1〜3位を占めたホンダ勢は、『No.100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/ジェンソン・バトン)』が5位フィニッシュ。予選2番手『No.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/小暮卓史)』は6位、予選トップの『No.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/伊沢拓也)』は12位フィニッシュと、予選好調だったNSX-GT勢は厳しい結果に。
さらに、予選13位からスタートした『No.24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R(J.P.デ・オリベイラ/高星明誠)』がニッサン勢では最高位の7位と、まさに決勝で見せたレクサス勢の強さが際立ったレースとなった。
GT300クラスでは、『No.96 K-tunes RC F GT3(新田守男/中山雄一)』が、予選10位からの逆転優勝。ベテランらしい巧みなレース戦略で、チームランキングは4位まで上昇した。
2位は『No.87 リーガルフロンティア ランボルギーニGT3(佐藤公哉/元嶋佑弥)』、3位は『No.34 Modulo KENWOOD NSX GT3(道上 龍/大津 弘樹)』という結果となった。
「SUPER GT」は、いよいよ「ツインリンクもてぎ(11月10日〜11日)」でフィナーレを迎える。GT500クラスのチームポイントは、オートポリス戦を終えて「No.100 RAYBRIG NSX-GT」が依然としてトップをキープ。最終戦のもてぎではウエイトハンデがなくなるうえ、ホームとなるサーキットで優位なものの、6位までは23ポイント差と拮抗。
ライバルたちの戦いは最後まで見逃せない。