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ファッション的鍛造アルミホイールの世界でメイド・イン・ジャパンを実現

barramundi design、鍛造ホイール、バラマンディデザイン

理想の色香を求めて誕生した
「バラマンディデザイン」

いまフリークに欲しいアイテムを問えば、間違いなく上位に食い込むのが鍛造ホイールだろう。ひと口に鍛造ホイールといっても、国内市場に登場して20年以上が経過するが、当初はサーキット用軽量ホイールという認識が強く、あくまで国産スポーツモデルがターゲット。
そこから空前のラグジュアリーブームが到来し、鍛造ホイールはファッションとして脚光を浴びる。そのファッション鍛造をリードする国産メーカーが「バラマンディデザイン」だ。

空冷ポルシェや国産旧車のカスタム&メンテナンスを行っていた三重県の「コモンスナッパー」も、積極的にアメ鍛を輸入していたショップのひとつ。ただ、多くのインポーターと同様に、海外メーカーとのやり取りに苦慮していたという。

「”当時のアメ鍛と呼ばれるホイールには、デザインや切削による色気、3ピース構造などカッコいい要素が詰まっていました。ただ、納期が急に伸びたり、注文と違うサイズが届いたりとトラブルも少なくなかった。そこで自分たちだけでなく、国内各地のディーラーに安心して扱ってもらえる鍛造ホイールを作ろうと考え、立ち上げたのが”バラマンディデザイン(以下BMD)”です」と宮本代表。
こうしてビジネスとしてホイールブランド立ち上げに至るわけだが、その前段階に忘れられない光景があったという。

「クルマ屋になる前だから20年以上昔の話です。アメリカに行った時に鍛造3ピースを履いたポルシェがレースで活躍していて、その光景に衝撃を受けました。3ピースに対する憧れは、間違いなくそのレースが原点ですね」という宮本代表。
そうした想いをこめながら約8年前に立ち上げられた「BMD」は、国内のファクトリーとタッグを組み、コツコツと自分たちが本当に欲しいと思えるホイールの開発、製造をスタートさせることになる。

一般的にホイールのような製造コストの掛かる工業製品は、大量生産が前提だ。対象的に「BMD」ではユーザー個々のオーダーに応じたワンオフ生産にも対応しており、ワンオフ生産をキッカケにラインアップに追加されたモデルも少なくない。
当然ながらデザインや設計、強度テストなどワンオフホイールにつきまとうハードルは低くないが、「BMD」ではファクトリーとの距離を詰め、短期に開発を進めることで、現実的な予算内でワンオフ鍛造ホイールの生産を可能とした。
その結果、「BMD」のバリエーションは45アイテム(インチやタイプを細分化すると)にも及び、難しいワンオフオーダーでなくても、欲しいデザインやサイズが見つかるラインアップが整った。

「BMD」のラインアップを眺めると、無駄を排したシンプルな造形であることに気が付く。これは宮本代表が今も愛する国産旧車や空冷ポルシェが無理なく履けるデザインであるのと同時に、長く付き合うことのできる普遍性を求めた結果だ。
また、メイド・イン・ジャパンに徹することで、なにより重視する品質(強度や安全性を含むあらゆる性能)を突き詰めることができ、同時に趣味のホイールとして納得できる妥当な価格帯に収めることも可能となった。

大手メーカーのように1日に何百本も製造することはできない。しかし、アルミの塊から削り出すことで生まれるシャープなラインや、あえてマシニングの切削痕を残した金属の風合い、部品数も多く手間のかかる3ピース構造など、大量生産とは真逆の発想で作り込まれたホイールからは、圧倒的な高級感とともに、「BMD」にしか出しえない色香が漂っている。
サイズの相談はもちろん、ブラッシュドにポリッシュ、アルマイトやパウダーコートなどフィニッシュも自由自在。さらにチタン製ピアスボルトへの変更というオーダーにも対応可能。上級者御用達なイメージの強い「BMD」だが、大手とは真逆の、いわばインディーズに近い立ち位置からもわかる通り、ある意味もっともユーザーから距離の近いホイールメーカーなのだ。

 

バラマンディデザイン TEL0595-41-2711
http://barramundidesign.com

 

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