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50年前の軒下ヒーロー「ホンダN360」が7年の放置期間を経て復活を遂げる

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TEXT:  PHOTO: K-STYLE編集部

  • N360、honda、ホンダ、カスタム

走りのカスタマイズを添えて現代へ復活!!
“宮司”がこよなく愛するオーナーカーに迫る

いま、ここに1300年以上続くという由緒正しき神社の宮司が大切にしている軽自動車がある。

昔から旧車が好きで、若い頃はトヨタ・50クレスタといったセダンを所有していたが、今度はスズキ・ジムニーにハマると一変、トライアルや山を駆け回るようになっていったという。
「ジムニーを何台か乗り継ぎましたが、乗り変えるたびにどんどん旧型になって、最後は初代のSJ10になりました(笑)」。
そんなジムニーライフも結婚後、山中のコースを走行中に崖から落下。“もう山走りはやめて”と家族の反対もあり、普通に走る分には安全のホンダN360に乗り換えることになったのである。N360、honda、ホンダ、カスタム

ちなみに所有するN360は、いまから約50年前の昭和44年式。運命の出会いは、イベント帰りに一緒に参加した仲間が、山中にある一軒家の軒下で発見したことから始まる。
「軒下に眠っていたN360を見て、即、交渉しにいきましたね。すでにアポを取っていた方がいたみたいですが、2年ほど音沙汰がなかったらしく、自分に譲って頂きました」。

そして草むらならぬ、軒下ヒーローの”N”は、7年という長い放置期間を経て現代に復活を果たす。元気に走るようになったいま、今後の予定は外装の鈑金塗装とのことだ。

 

続いてはポイントについて紹介したい。

N360のオーナー歴は5年だが、じつはその間に2年ほどメンバーに譲っていた時期がある。
「その方に譲る少し前のオーナー時代に、オーバーフェンダー&SSRマークIIのホイールを履いた仕様にしていましたが、手元に戻ってきてからは心機一転、純正風です」。再び自分色に染めるための変更したわけだ。N360、honda、ホンダ、カスタム足まわりは”NII”からオーバーホール可能な”NIII(後期)”用に変更し、さらにバラした上でショート加工。リヤは板バネ逆組みし、さりげなくローダウンさせた。

N360、honda、ホンダ、カスタムまた、インパネは純正、ステアリングはローバー・ミニに付いていた「モトリタウッド」を装着する。
シートはDATSUNレプリカのミニバケット。オールドミニ用に作ったモノと考えられ、コブラと同サイズだ。シートレールは純正を加工した。N360、honda、ホンダ、カスタム

 

マフラーはオールステンレス製に変更。タコ足から変更したワンオフの逸品である。出口はおおよそ60φ。エンジンはストックだ。

 

ホンダ N360(1969年式)

<EXTERIOR>
フロントグリル・バンパー:ペイント、ヘッドライト:CIBIE、マフラー:オールステンレス、ペイント:オリジナル ライトグレール、その他:グリルエンブレム・ブラックアウト、ウインカーレンズ・クリアほか

<FOOTWORK>
ホイール:ワタナベ F4(1/3)J×10inch・inset36/R4.5J×10inch・inset36
タイヤ:ブリヂストン SF-248(F/R145-SR)
足まわり:F・NIII用ストラット・ショート加工、直巻ダウンサス加工、R純正板バネ逆組み、コニー4段切り替えショック

<INTERIOR>
ステアリング:モトリタ ウッド、シート:DATSUNミニシートブラック、ドア内張り:ブラック ほか

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