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斬新な発想が満点!エンジンからモーターに乗せ換えた電気自動車13モデル

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TEXT: 諸星陽一  PHOTO: 諸星陽一

マシンのユニークさはどれも魅力的

日本EV協会が主催し、毎年11月3日に開催(過去には別日程もあり)される「日本EVフェスティバル(筑波サーキット)」には、日本中からさまざまな自作EVが集まってくる。
その中心はコンバートEVと呼ばれる、エンジン車のエンジンをモーターに換装したモデルなのだが、マシンのユニークさはどれも魅力的。今回はそうしたコンバートEVを中心に、日本EVフェスティバルで見かけたクルマ達を紹介していこう。

【電友1号】

まず紹介したいのが「電友1号」というフォーミュラカー。アメリカアリゾナ州フェニックで行われたEVレース「APS Electric 500」に参戦するため、日本EVクラブ会長・舘内端氏とその友人たちによって制作された電動フォーミュラマシンだ。
レースではクラス3位に入賞。その後は「FIAカップ ソーラーカーレース」にも参戦している。

ベースは鈴木エンジニアリング製のFJ1600で、フロントウイングはF3000、リヤウイングはF3のものを装着。DCブラシ付きモーターを搭載し、バッテリーは鉛で60Ahのものを12個搭載している。
しばらく不動となっていたが、EVクラブ員の有志によりレストアされ、今回のEVフェスティバルで走行が披露された。

 

【VIVIO-EV FR】

「VIVIO-EV FR」の名のとおり、スバル・ヴィヴィオ(前輪駆動)をベースにFR(後輪駆動)へと改造。搭載電池は鉛でモーターはブラシ付きDC。いかにも電動モデルという雰囲気を醸し出すセンターコンソールのスイッチ類が特徴的だ。

レースではクラス2位に入賞。今回のレースはスタート時のアクシデントで赤旗中断、レース時間が1時間から46分に短縮されたが、目標であったドライバー13人全員乗車(規定は5人の乗り替えが義務)を達成した。

 

【Yccm Mira 2018】

「Yccm Mira 2018」は、ダイハツ・ミラにオートモーティブエナジーサプライのリチウムイオンバッテリーを搭載、ブラシ付きDCバッテリーを採用する。

一昨年は鉛バッテリーを搭載してクラス優勝を果たしたので、今回はリチウムイオンに換装しクラス優勝を目指した。結果はトップに1周及ばずだったが、大健闘となった。

 

【千葉県自動車大学校EVシルビア】

「千葉県自動車大学校EVシルビア」は、新たにリチウムイオンバッテリーとブラシレスDCモーターを日産シルビアに搭載。モーターがキャビンよりに搭載され、従来エンジンが搭載されていた部分はがらんどうとなっている。クラス5位と順位は最下位だが、8台中3台がリタイヤしたなかで完走を果たした。

 

【YCCM RX-8】

「YCCM RX-8」は読売自動車大学校の生徒が卒業研究で開発した車両。マツダRX-8のコンセプトである4名乗りという部分を残したまま、EVコンバートとしてのパッケージングを実現させた。バッテリーはオートモーティブエナジーサプライ製でモーターはブラシ付きDCを使用。1時間耐久レースではクラス4位の完走を果たした。

 

【SIPパワーエレクトロニクスVITZ】

ヴィンテージカーやモータースポーツ車両のEVコンバートを手がけるSIPの「SIPパワーエレクトロニクスVITZ」は、新規デバイスの実証実験をかねてトヨタ・ヴィッツをベースにしたマシンで参戦。

残念ながら8周でリタイヤとなってしまった。来年に期待したい。

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