日々の乗り方でもプラグの良い状態を保てる
また、プラグにとってはくすぶりも大敵。いまのクルマはECUで空燃比を最適化し、インジェクターで正確な量のガソリンを吹いているので、むかしのクルマに比べ、ずっとプラグがくすぶりにくい。
とはいえ、普段短距離しか乗らない人、めったにクルマを動かさない人、ほとんど低回転(2000~3000回転まで)しか使わない人は、プラグ発火部にカーボンが溜まりやすい……。
ときどきは、高回転まできっちり回して、たまったカーボンを燃焼させた方が、プラグの寿命も延びるし、エンジンの調子もよくなる。
まとめると、
- 長寿命になったというプラグは、両貴金属タイプのプラグだけ。
- 同じイリジウムでも、片イリジウムタイプのプラグは、一般的なプラグと同じ頻度での交換が必要。
- 電極が摩耗すると、燃焼効率が低下し、クルマの加速や燃費に悪影響が出やすい。
- エンジンの常用回転数が高い軽自動車は、普通車よりも早い段階で交換時期を迎える。
といったところ。プラグの重要性は、むかしのクルマも今のクルマも変わらないので、定期的な点検と交換を怠らないようにしたい。