訪問介護者以外の一般車でも
団地駐車場をネットで予約可能
大阪府住宅供給公社は、駐車場予約アプリ「akippa」と予約制駐車場マッチングサービス「B-Times」と連携し、公社が管理・所有する団地駐車場のうち府内にある80団地・2700台の貸し出しサービスを11月17日より開始した。
これにより、団地入居者や住宅地の高齢者に向けた訪問介護サービスの来訪者、介護車両の駐車スペース不足といった問題解決に期待できそうだ。
内閣府の発表によると、介護保険制度における要介護または要支援の認定を受けた人は2014年度で591.8万人と、2003年度の370.4万人に比べ10年で約1.6倍に増加。特に団地入居者の高齢化は進んでおり、訪問介護等の利用は今後増えることが予想されている。
ところが、一部の団地を除き、訪問介護等の来訪者用駐車場の貸し出しはしていない。また、住宅街では、一時貸し駐車場が少ないこともあり、介護車両や来訪者の駐車スペースの確保は課題となっている。
大阪住宅公社が管理する団地の駐車場を「akippa」や「B-Times」を通じて一般にも貸し出すことにより、訪問介護事業者や入居者の家族などが事前に予約できるようになる。
結果、訪問介護などを利用する際の駐車スペース確保の不安を解消することができるようになった。
また、大阪府住宅供給公社の担当者によると、2年前より、一部団地でakippaで駐車場貸し出しを実施した結果、迷惑駐車対策や駐車場管理業務の軽減などの効果もあったそうだ。
もちろん、団地入居者以外も団地の駐車場の利用が可能となるため、近隣の住宅への来客用駐車場として活用できるなど、団地および近隣を訪れるドライバーの利便性向上が期待できる。
利用方法はインターネットまたはアプリで申し込みをするだけ。
詳しくは以下のサイトにて確認してほしい。
akippa https://www.akippa.com/
B-Times https://btimes.jp/