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総額15億円の価値あり「大阪で究極のクラシックカーオークション初開催へ」

トヨタ2000GTからル・マン出走マシンまで
博物館級な49台を日本最大級の規模で

GLIONグループ(ジーライオン・グループ)は、大阪府・大阪市港区のGLION MUSEUM(ジーライン・ミュージアム)にて、日本最大級のクラシックカーオークション『CLASSIC CAR AUCTION at GLION MUSEUM」を開催する。
開催日は、11月30日(金)、100年の歴史を誇る大阪港の赤レンガ倉庫が舞台だ。

世界には、RMサザビースやクリスティーズといったオークションは存在するものの、日本では名だたる美術品や自動車を扱うオークションへの認知度は低い。

GLIONグループは、アートマスターズ社との共同で発足した「ART HARBOR OSAKA」の一環として、今回のオークション開催を決定。国内では極めて稀であり、同社にとっても初の試みとなるが、自動車やアートを通じて様々な”美”と”価値”を発信していく。

当然ながら出品されるクルマは、極めて希少なモデルばかりだ。

例えば、1993年のル・マン24時間で戦った「ジャガー XJ220C」。参戦した3台のうちの1台(52号車)であり、2015年から1年半かけて本国イギリスの”Don Law Racing”にてフルレストアされた個体だ。Silverstone Classic 2017では、XJ220生誕25周年を記念して招待・走行を実施。その際に1995年のル・マンカラーから1993年仕様のカラーリングに戻した3台が集結したことで大きな話題となった。

ル・マン24時間に出走した希少車の落札価格。その予想はつかない。
じつは『CLASSIC CAR AUCTION at GLION MUSEUM」開催の翌日、イギリスの一流オークションハウス「ボナムス」にて3台のうちの1台(50号車)が出品されるのだが、ボナムスによれば3億2千万〜4億1千万と予想している。
そんな意味でも国内での落札価格、じつに楽しみである。

 

そして、日本が誇る幻の名車も出品。言わずと知れた、トヨタ2000GT(1970年式)だ。
「2000GT」といえば、ヤマハ発動機との共同開発&生産の委託を行なって1967年から1970年まで生産されたスポーツカー。その高性能ぶりだけでなく、映画007のボンドカーとして登場したことでも大きな注目を集めた。当時238万円(現代に換算すると約2000万円)という価格もあり、わずか337台しか生産されなかった言霊の名車。その稀少性からもかなりの高額で落札されるだろう。

 

他にも1933年式 MG-J2(J4仕様)、1935年式 BMW315、1954年式 ジャガーXK120など、往年の名車がズラリ。シルビアCSP311やダットサン 17セダンといった国産車も数多く出品される。

その総数、49台を予定(出品車両は画像ギャラリーで公開中)。最低落札価格ですべてが売れた場合の総額は、15億円とも言われる『CLASSIC CAR AUCTION at GLION MUSEUM」。顧客を対象としたビッダー(入札者)に加えて、一般のオークション参加も可能とのこと(詳細はホームページにて)。

 

なお、11月23日(金/祝)〜30日(金)は、クラシックカーオークションの「プレビュー&アートフェア」を実施。これは、クラシックカーと現代アーティストの世界を融合したイベントで、海外でも人気を誇る巨匠、草間彌生・奈良美智や、手で直接キャンパスや段ボールに絵を描く独特のスタイルで知られるロッカクアヤコといった作品の数々が、オークション出品車両とともに展示される。エリザベス女王に「緑の魔術師」と称えられた石原和幸氏の盆栽アートにも注目したい。
この「プレビュー&アートフェア」は、GLIONミュージアムの見学も可能だ。

 

ART HARBOR OSAKA
CLASSIC CAR AUCTION at GLION MUSEUM

[プレビュー&アートフェア]
日時:2018年11月23日(金)〜30日(金) 12:00〜20:00 *30日は16:00まで
料金:¥2,000(前売り¥1,800) *ミュージアム入場可能・ドリンクチケット付き
[オークション]
日時:2018年11月30日(金) 17:00〜 *入札者登録が必要

会場:GLION MUSEUM(大阪府大阪市港区2-6-39・赤レンガ倉庫内)
https://glion-museum.jp/

https://artharborosaka.com/

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