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安全かつ安心に車中泊できる「RVパーク」が備えるキャンパーに嬉しい6つの特典

車中泊、RVパーク、日本RV協会、キャンピングカー

キャンピングカー乗りが求める設備が充実

「御用だ!」の声で、キャンピングカーで車中泊していた私は飛び起きました。
恐る恐る窓から外をうかがうと、どえりゃ~数の御用ちょうちんが……。そうか、ここは道の駅、仮眠・休息の場なので、車中泊はご法度だったのです。同心の「そ~れ、召し捕れ~~っ!」の声で目が覚めた、という悪い夢でした。心臓もバクバクだったのでございます。

道の駅が車中泊禁止だとは知らない人、知っていても確信犯で車中泊している毛が生えた強心臓の人が羨ましい程に、小心者なワタクシ。なので、後ろめたさからこんな夢を見たのでしょうね。

さて、キャンピングカー乗りが、こんな悪夢に苛まれない為にも安全・安心・快適な「RVパーク」の普及は大切です。個人的には、RVパークがまだ3箇所しかない時から普及のお手伝いをして、当初の目的だった100箇所を達成しましたが(全部が私の担当だった訳ではありませんが)、病気を機にその任を辞した後も認知度は大きくアップ。RVパークは嬉しい事にさらに増え続けています。

日本RV協会が、キャンピングカーオーナーや車中泊ファンの皆様に『快適に安心して車中泊が出来る場所』を提供するために推進しているRVパークは、下記の条件を満たした施設が認定されています。

 

1)ゆったりとした駐車スペースで、約1週間の滞在も可能

>”道の駅”に長期滞在という、その後ろめたさから解放されます。

 

2)24時間利用が可能なトイレ

>これは特に女系家族や、最近、トイレが近いという方には嬉しいですね。

 

3)100V電源が使用可能

>特に、エアコン装備のキャンピングカーが増えているので暑い夏には不可欠です。

 

4)入浴施設が近隣にあることが望ましい

>くるま旅に、お風呂は欠かすことができませんね。それが旅の目的の方もいます。

 

5)ゴミ処理が可能

>中長期のくるま旅、それも気温が高い季節に臭いゴミと一緒のくるま旅はイヤです。

 

6)入退場制限が緩やか 予約が必須ではないこと

>これが、自由気ままな”くるま旅”には最高。気に入った場所にもう一泊も可能です。

 

事実、RVパーク普及活動で日本全国を周った時も、RVパークが少なかった時は、非常に辛く、疲労もハンパありませんでした。しかし出張でも利用するなど、その快適さに気が付くとRVパークを線で結ぶルートになり、旅疲労とも無縁になりました。

ちなみに、日本RV協会いわく将来的には1000カ所程度にしたいとの事なので、今後に期待です。
私見ですが、既に1000箇所を超える道の駅がRVパークになるといいのですが……。(一部の道の駅でRVパークになっているところもありますので~!)

 

執筆&イラスト:さいば☆しん

さいば☆しん(彩羽森:くるま旅作家/くるま旅コンサルタント)

キャンピングカーで日本全国くるま旅。主にキャンピングカーで漫画&コラムを創作、キャンピングカー雑誌や関連サイトに連載したり、ショーイベントではトークショーで、キャンピングカー&くるま旅の素晴らしさを伝える。体内に凶暴な腹の虫を飼っていることでも有名。

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