高級SUVをオマージュしたボディキット合戦!!
3メーカーの特徴と発売時期をチェック
今年の7月にフルモデルチェンジした4代目スズキ・ジムニー。年間目標販売台数1万5000台にも関わらず、わずか4ヶ月で1万台以上を販売するなど好調ぶりをみせています。
これにはカスタム業界も注目しており、足回りを中心としたクロカン系のみならず、見た目をブラッシュアップするエアロパーツに着手するメーカーも増加中。そんななかで編集部が注目したのが、あの高級SUV”メルセデス・ベンツ Gクラス”をオマージュしたボディキットの存在です。
角ばったボディ形状や無骨なフェイスなど共通点の多い両車。そう、今回ご紹介する3メーカーで共通しているのは、「ジムニーで楽しむ “Gクラスルック”」なのです。
もちろん、単なるGクラス風ではございません。それぞれのメーカーの個性と方向性が色濃く反映されている点に注目しつつ、そのラインアップや発売時期を見ていきましょう。
ワークスフェンダーの雄が
ジムニーのボディキットに着手
ランボルギーニやフェラーリ、日産GT-Rといった高級スポーツカーで、日本の旧車文化”ワークスフェンダー”スタイルを確立。「Liberty Walk(リバティウォーク)」のボディキットは世界を驚愕させ、多くのファンを獲得しました。
そんな彼らが初めてクロカン軽自動車に着手。ベース車に選ばれたのがジムニーで、東京オートサロン(2019年1月11日〜13日)で発表を予定しているGクラス風ボディキット『Gミニ(G mini)』です。
写真はCGですが、設定パーツは確定済み。まずは、フロントバンパー、フロントグリル、ワイドフェンダーの3点構成となる「ライトコンプリート・ボディキット」。これにリアウイングを加えた「フルコンプリート・ボディキット」。さらにフロントルーフスポイラーとボンネットをプラスした「プレミアムコンプリート・ボディキット」と、3つのパッケージが選べるそうです。
バンパーは、AMG G63のように力強く、LEDのデイライトが備わるルーフスポイラーなど、さらなる遊び心もプラスできる”Gミニ”。それぞれ単品購入も可能で、背面タイヤカバーやアルミホイールも販売されますよ。なお、東京オートサロン後の発売に向けて先行予約を受付中とのこと。
ホイールなどのサブアイテムも充実!
東京オートサロンで実車を披露
「DAMD(ダムド)」は、これまでもルノー・キャトル風のスズキ・ラパン用エアロや、レクサスLF-Aを連想させるトヨタ86用など、独創なボディキットを手がけてきたブランド。このCG画像はジムニーシエラをベースにしたもので、ネーミングは「little G.」と命名。こちらもフロントバンパーの形状を見る限りGクラス最強のAMG G63を意識したことは明らかですね。 ボンネット、ヘッドライトまわり、バンパー、サイドステップなど、細部までこだわり抜いたアイテム群。ヘッドライトやフォグランプは純正を流用する仕組みで、エアロパーツの素材は取り付け精度の高いABS樹脂を採用するそうです。
また、G63のラインを継承するオーバーフェンダーや、背面タイヤカバー、サイドモール、アルミホイールも予定。さらにジムニーには軽自動車規格内の専用フェンダーパネルが別途設定されますよ。
東京オートサロン2019での初披露、2019年初春の発売を目標に開発。完成車の勇姿が気になりますね。
リアルGクラスでのデザインノウハウを
ジムニー シエラへ惜しみなく投入
トリを飾るのは、国産車から高級欧州車まで数多くのボディキットを手がけている「WALD(ヴァルド)」。メルセデスにおいては、AMG GTを筆頭にGクラスやAMG G63など全18車種におよぶラインアップを誇るチューナーで、ジムニー シエラ用ボディキットには”Gクラス”のデザインンワークが随所に込めらている気配がします。
というのもGクラスとAMG G63の両モデルには、”BLACK BISON EDITION”というシリーズのボディキットを設定。今回のジムニーシエラ用も同シリーズからの展開となり、アイコンとなる開口部デザインやLEDスポットの存在など、Gクラス用ボディキットの旨味が踏襲されているのです。
このフロントバンパーをはじめ、フェイスグリル、エアロボンネット、オーバーフェンダーを予定。リアウイング、LEDルーフライト、スペアタイヤカバー、ホイールなど、アクセント付けに好適なアイテムもリリースするそうですよ。
気になる発売は1月末とのこと。
(レポート:ちんサブ)