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怠るとバーストの危険も!「キャンピングカーのタイヤ点検は超重要」

キャンピングカー、タイヤ、点検

車重もあって積載物も多いからこそ
怠ってはいけないタイヤのチェック

 「足元見やがって!」って・・・、それはクルマにとってとても重要な事なのです。特にキャンピングカーを乗られている方はタイヤを気にしてますか? 余り気にしていない方はタイヤのバーストを引き起こす危険性があります。

 まず、気にしなければいけないないのは空気圧。私なんぞ、長距離を走る前、給油時に、必ず、空気圧をチェックしています。月に一回位のチェックで充分という人も危険。空気圧は約一ヶ月で75kPa(約0.75kgf/cm2)も低下するというデータがあるのです。ということは、知らないうちにバースト予備軍になっているかもしれません。
 釘とか踏んでいても、空気圧で気が付く事もあります。人間が血圧を気にして血圧計で計るがごとく、タイヤの空気圧も、こまめに計る様にしたいものです。

 それがタイヤの健康管理にもなりますが、次に気をつけたいのがダイエット。お腹の肉を摘んでいるお父さん、ダイエットはダイエットでもキャンピングカーのダイエットです。遊び車でもあるキャンピングカーには、それは沢山、色々なアイテムを積み込んでいますよね。

 でも、ご存知でしたか? 車検証に記載されている車両総重量は、それらの装備の重量は含まれていません。タダでも、居住区を架装しているキャンピングカーは、既に荷物を沢山積んでいるようなもの。更に沢山の荷物を積みすぎると、タイヤが悲鳴を上げているわけです。
 そして、そのうちにやはりバ~ン!とバーストの恐れ。対策としては、夏用と冬用のアイテムを季節で載せ換えたり、その時のくるま旅によって不要なものは降ろすとか、積みっぱなしにせず、面倒がらずに、小まめに調整ダイエットする事です。身が重くなると、バーストするのではと心配で気も重くなります。

 続いての要チェックは、タイヤの外傷や変形、そして寿命です。出発前にタイヤをチェック。昨日までとは状態が違っているかもしれません。岩などにタイヤの側面を擦りつけて、ワイヤーが見えているとか、ひび割れ等で半分、切腹状態になっている事も。
 前述の様に、空気が抜けて、変形・ペシャンコになっているかもしれません。じつはタイヤは走行距離ではなく、その年数が重要。まだ、余り走っていない、タイヤの溝があるから大丈夫と思っていても、実は、屋外に駐車しているだけで、紫外線で劣化する場合があります。
 長期間、キャンピングカーに乗らない場合、タイヤの接地面が変形しているかもしれません。年数の経ったタイヤは要注意なのです。

 とまあ、以上、色々と書き連ねましたが、バーストの悲劇に遭った人たちは、皆、「ケチらず、新しいタイヤに換えれば良かった」「荷物積みすぎてたかな?」「日頃からタイヤの健康管理をしてれば良かった」とガックリきています。後で悔いると書いて「後悔」皆さんには、その様な思いはして頂きたくないですね。

 

執筆&イラスト:さいば☆しん

さいば☆しん(彩羽森:くるま旅作家/くるま旅コンサルタント)

キャンピングカーで日本全国くるま旅。主にキャンピングカーで漫画&コラムを創作、キャンピングカー雑誌や関連サイトに連載したり、ショーイベントではトークショーで、キャンピングカー&くるま旅の素晴らしさを伝える。体内に凶暴な腹の虫を飼っていることでも有名。

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