市販化を目指して開発中のタイプR
2019年1月11日から幕張メッセで開催されている「東京オートサロン2017」のホンダ&無限ブースには、話題の軽商用車N-VANをカスタマイズしたコンセプトモデルからシビック、NSXといったスポーツカーまでが勢揃い。
そのなかでも注目というか、今後に期待したのが「CIVIC TYPE R MUGEN RC20GT Package Pre Production MODEL」だ。
ホンダ車のアフターパーツブランドである「無限」は、そのほかにも用品装着車を披露。RC20GTから生まれたノウハウで開発されたパーツを装着した「MUGEN CIVIC TYPE R Prototype」をはじめ、「MUGEN INSIGHT」「MUGEN CR-V」「MUGEN N-VAN」などを出展している。
一方、ホンダのブースではF1マシンをはじめ、SuperGTやスーパーフォーミュラなどモータースポーツ関係の展示には多くのファンが集合。市販車ではN-VANのカスタマイズバージョン2台が注目を集めていた。
ほかに市販モデルでは、昨年10月から受注を介ししたんNSXの2019年モデル、同じく12月にリリースされたばかりの新型インサイトも展示されていた。スーパーカーのNSXはこの日、運転席に乗車できるということで、順番待ちの長い行列ができていた。
そしてホンダ&無限ブースで、ちょっと面白いものを発見。無限サイドのエントランス部分に立ちはだかっている2足ロボット風のアートで、その名を「神眼」という。
よく見ると、スーパーGTやスーパーフォーミュラといった4輪のレーシングマシンや、同じく2輪のレーサーのパーツで構成されている。左手で持って体を支えている杖のようなものはGTマシンのエキゾーストだそう。
一見するとガラクタの寄せ集めのようだが、無限のデザイナーがちゃんと設計図を描いたうえで制作した本気のアート作品。きっちり直立させるのには、少なからず苦労があったらしい。
「神眼」というネーミングの由来は、無限が現在挑戦している電動バイクレーサーが「神電」というのと、4輪も含めて最近は「眼」のデザインをマシンのカラーリングに採用しているからだそう。