新世代STIのボディ色はジェットホワイト
SUBARUは、モータースポーツ統括会社のSTI(スバルテクニカインターナショナル)と共同で、2019年1月11日から13日まで千葉県幕張メッセで開催される「東京オートサロン2019」に出展。注目すべき車両はSTIが初めて「STI Sport」として手がけたインプレッサ スポーツのコンセプトカー『IMPREZA STI Sport コンセプトモデル』だ。
このコンセプトカーは「インプレッサ スポーツ2.0i-EyeSight」をベースに、STIが大切にする走りの楽しさや高い走行性能を実現する、未来のインプレッサのカタチを予感させるモデル。
エクステリアは、ルーフをブラックに塗装し、レーシーな見た目に仕上げた。ルーフからサイドにかけてのつなぎ目にアクセントラインを入れることで、色の境目に違和感のないツートーンカラーを実現。
フロントグリル、サイドミラー、ルーフスポイラー、ホイールなどをピアノブラックにし、随所に引き締め効果を生んでいる。
ボディカラーは新色の「ジェットホワイト」を採用しており、現行の車両に使用されているクリスタルホワイトパールに比べ、青みのある明るい色合い。さらにシリカを混ぜることで、強い輝きを放つことで、若々しさやSTIらしさを表現しているそうだ。
この新色「ジェットホワイト」とブラックパーツを組み合わせることで、カラーコントラストをさらに強めている。
実は、STIのコンセプトモデルでホワイトカラーを採用することは珍しく、次世代のスバルを担う「白」」として登場したそうだ。
マフラーは、2017年のモーターショーで初披露したインプレッサスポーツのコンセプトカーに装着されていたセンター2本出しマフラーは、当時から好評で昨年よりSTIが発売している。
東京オートサロンに展示された、このコンセプトモデルにも装着されていた。
インテリアは、『STI Sport』シリーズではおなじみの、ボルドーカラーのシートだが、今回は少し明るい色見に変更。斜めに切り込む新しい手法のパンチングを採用し、これまでとは異なる印象を与えている。
シート両脇のシルバーは、S208に採用されたものと同じカラーで、最上級のものを手頃な価格帯のモデルに取り入れることで、特別感を少しでも味わえるようにとの思いが込められているそう。
コンセプトモデルのスペシャル感を演出しながらも、市販されている『STI Sport』シリーズのようにボルドーカラーを使用している点からも、実際に販売されることも十分に考えられるのではないだろうか。
また、レッドのカーボン調のインパネは、見る角度によって見え方が変化するグラデーション加工が施されている。ドアを開けた瞬間はレッド、運転している時はブラックに見え、お洒落なだけではなく、運転に集中できる機能的な工夫も兼ねているとのことだ。
あくまでもコンセプトカーだとSTIの担当者の方は語っていたが、「インプレッサ スポーツ STI Sport」として市販されるのでは、と期待を膨らませてしまう一台だ。